故ジュース・ワールド、最新ALのグラフィティーが渋谷に登場

　全米・全英アルバム・チャートにて堂々の初登場1位を飾った故ジュース・ワールドの最新アルバム『レジェンズ・ネヴァー・ダイ』の日本盤アルバムが、2020年10月28日に発売されたことを記念し、アルバムのジャケット写真のグラフィティーが、東京・渋谷のマンハッタンレコードの壁で公開された。このグラフィティーは新宿を拠点に活動するHIPHOPクルー、MSCのオリジナル・メンバーとして知られるTABOO1によって制作された。
 
　『レジェンズ・ネヴァー・ダイ』は、ジュース・ワールド初の遺作。ザ・ウィークエンド、ホールジー、マシュメロ、トリッピー・レッド、ポロ・ジー、ザ・キッド・ラロイなどのメンバーが参加。ジュース・ワールドが所属するGrade A Productionは、これらの豪華参加アーティストについて、「このアルバムは、ジュースにとってとても思い入れがあり、深く彼の楽曲制作のプロセスに影響を与えたコラボレーターに光を当てた作品」と述べている。記念すべきジュース・ワールド初となる日本盤アルバムには「オール・ガールズ・アー・ザ・セイム」、「ルーシッド・ドリームス」、そして「ロバリー」など、彼の代表曲を日本限定で追加収録した内容となっている。
 
　また、メンタルヘルス問題に関する世間の意識や関心を高め、偏見や社会的スティグマを無くし、正しい知識を普及するために定められた国際的な記念日である10月10日の世界メンタルヘルス・デーに、故ジュース・ワールドの母親のカーメラ・ウォレスが次のように声明を発表している。「（世の）親や子供に私が送りたいメッセージはシンプルです。一人で苦しむ必要がないということです。メンタルヘルスによる苦しみを恥じる必要などないのです。助けはあります。抜け出す方法もあります」
 
　カーメラ・ウォレスは、2020年4月にチャリティ基金Live Free 999 Fundを設立している。息子の名誉を称えるため、そして若者を支援することを目的として設立されたこの基金は依存、不安、鬱などの幅広いメンタルヘルスに関連するプログラムを提供している。またLive Free 999 Fundは、先日ジュースの母校であるDeer Creek Christian School（米・イリノイ州シカゴ）にバンドとオーケストラ用の楽器を一式寄付したことを発表。幼稚園から小学2年生程度の下級生向けの簡易的な楽器も併せて寄付などしている。
 
◎リリース情報
アルバム『レジェンズ・ネヴァー・ダイ』
2020/7/10 RELEASE
https://umj.lnk.to/JuiceWRLD_Album