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BTSが、長期間破られることがなかった米ビルボード・チャートの大記録を更新した。2020年2月8日付の米ビルボード・ソーシャル・チャート“Social 50”で、164週目の首位を獲得した彼らは、長らくジャスティン・ビーバーが保持していた最長記録をとうとう塗り替えて単独首位に立った。
“Social 50”は、音楽分析会社ネクスト・ビッグ・サウンドが追跡したデータに基づき、Facebook/Twitter/Instagram/YouTube/Wikipediaで最も人気のあるアーティストをランク付けしたチャートで、週ごとのフレンド/ファン/フォロワー追加数と、アクセス数と参加状況から算出している。最新のチャート集計週は1月30日が最終日だった。
今回首位最長記録を更新したBTSだが、これまでも“Social 50”でさまざまな記録を更新してきた。彼らは2016年10月に初めて“Social 50”に登場してから計173週チャート・インしているが、この内9週を除き、ずっと1位に君臨し続けている。また、2017年7月29日からは首位から陥落しておらず、これにより同チャートの9年の歴史で初めて100週連続、150週連続、そして丸1年間(2018年と2019年の2回)首位にとどまり続けるという快挙を成し遂げている。
BTSが台頭する以前の2011年から2017年頃まではジャスティン・ビーバーがこのチャートの1位をほぼ独占していた。2011年3月に初めて最長記録を達成してからは、自らの記録を更新し続けるという状態だった彼だが、2017年7月22日以来首位を獲得していない。
◎米ビルボード・ソーシャル・チャート“Social 50”首位記録
164週 BTS
163週 ジャスティン・ビーバー
28週 テイラー・スウィフト
21週 マイリー・サイラス
21週 リアーナ
18週 アリアナ・グランデ
11週 アデル
11週 レディー・ガガ
11週 PSY
8週 ワン・ダイレクション
大記録を達成したBTSだが、彼らの勢いは衰えるどころか現在も上昇傾向で、ネクスト・ビッグ・サウンドによるとほぼ全ての指標で増加しており、特にFacebookページの“いいね”は69%増(32,000回)と最も多く、次いでTwitterのつぶやきが29%増(1,710万回)となっている。
“Social 50”における主なチャート記録でBTSがまだ更新していないのは、もはや全体のチャート・イン数くらいしか残されていないが、2016年にデビューしたばかりの彼らがこの記録の上位に仲間入りするのはまだしばらく先のことになるだろう。“Social 50”のチャート・イン数のランキングは現在461週のリアーナが首位、次いで443週のレディー・ガガ、437週のジャスティン・ビーバー、そしてそれぞれ406週のケイティ・ペリーとニッキー・ミナージュと続いている。
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