ZIGGY、デビュー30周年を締め括るツアーファイナルを完遂&早くも冬ツアーを発表

2018年5月1日 / 15:30

4月30日@Zepp DiverCity Tokyo (okmusic UP's)

2017年、デビュー30周年を迎え、森重樹一(Vo)の1人体制で本格的に活動を再始動したZIGGY。同年春にはシングル、秋にはアルバム『2017』を発表し、それぞれツアーも行うなど、精力的な活動を展開してきたが、その動きは2018年に入っても止まることがない。3月にシングル「TEENAGE LUST」、そして4月25日にはシングル「君の笑顔より美しい花を知らない」、ライヴDVD『LIVE 2017』を発表、これに伴う全国ツアーを行った。その最終公演となった4月30日、Zepp DiverCity Tokyoでの模様をお伝えしよう。

80年代からZIGGYを応援してきたファンから若いファンまで幅広い年齢層が詰めかけた会場には、開演前から熱気が立ちこめている。そのステージに、サポートメンバーに続いて、大歓声に迎えられ森重樹一が登場! “Ladies&Gentlemen! We are ZIGGY!!”とシャウトし、まずは「Hello」から「CLASH! CLASH! CLASH!」、そしてシングル曲「TEENAGE LUST」と攻めの楽曲で観客をヒート・アップさせる。そして、“1987年の作品になります。TVKでよく使われてました”という森重のMCに続き、名曲「I’M GETTIN’ BLUE」が放たれ、フロアからは観客の大合唱が沸き起こった。

中盤では、“この1年間、サポートとはいえ、バンドらしいZIGGYを見せられた”と森重が語り、CHARGEEEEEE…(Ds)、Toshi(B)、佐藤達哉(Kb)、カトウタロウ(G)の順に、サポート・メンバーを紹介。とくにCHARGEEEEEE…はプレイだけでなく、そのキャラクターでも現在のZIGGYの大きな力となっていることをあらためて感じさせる一幕だった。そして、“2000年代初頭のZIGGYも”という森重のMCに続き「ROCK’N’ ROLL FREEDOM」、そして99年発表のアルバム『Goliath Birdeater』から「VENUS」と少し懐かしめの楽曲を披露。会場のファンもさすが筋金入りで、どの時代の楽曲にも全力で応え、盛り上げていく。

最新シングルのバラード「君の笑顔より美しい花を知らない」、そして90年代のヒット曲「STAY GOLD」、ダークな「英雄は一人、生の果て」ではロックンロール以外の魅力もたっぷりと感じさせてくれた。なぜか、2度目のメンバー紹介が行われ、少しだけゆるい空気を作った後は、“ロックン・ロール、ブチかましていくぞ!”という森重のシャウトに続き、最後までトップギアのまま疾走していくZIGGY。メジャー・デビュー以前の楽曲「それゆけ!R&R BAND」や観客とのコール&レスポンスが印象的な「WHISKY, R&R AND WOMEN」、90年代中盤の「光と影」などに続いて、本編のラスト4曲はアルバム『2017』からの楽曲を並べ、あらためて最新型のZIGGYをアピールしてくれた。

キャリアが長いバンドには、初期の楽曲への反応はいいが新曲に対しては……という例もあったりするが、この日の会場を見ると、どの時代の楽曲に対しても拳を挙げ、ともに歌い、ともに盛り上がっていたファンが多かったように感じられる。それはつまり、ZIGGYが現在進行形であり、ファンもまた同じであることの証しではないだろうか。本編が終わり、アンコールを求める声が止まない中、メンバーが再びステージに現われる。まずは披露されたのは最新シングルのカップリング曲「最後の声が途切れるまで」。そして、30周年の幕開けを飾った「CELEBRATION DAY」が続き、ここでも“最新型ZIGGY”をあらためてアピールしてくれた。そして、アンコールの3曲目に演奏されたのは、ZIGGYとして活動できなかった時に、SNAKE HIP SHAKESとして発表した「PRIDE~It’s only a love song~」。思いがけない楽曲に、ファンも驚き、そして喜んでいたようだ。しかし、ZIGGYのファンはまだまだ盛り上がりたい。

2度目のアンコールを求める声がどんどん大きくなる中、メンバーが三たびステージに姿を表わした。まずは、ZIGGYの代名詞的な楽曲「GLORIA」! この日、何度目かの大合唱が沸き起こり、続けてデビューアルバムから「BOOGIE WOOGIE TRAIN」「EASTSIDE WESTSIDE」を連発!! デビュー作の1曲目を飾った「EASTSIDE WESTSIDE」は、オリジナル版と比べ、森重が最速と語っていたようにかなりテンポが上げられ、より攻撃的なアレンジになっている。そして、曲のブレイク後、長めのMCタイムとなりCHARGEEEEEE…が中心となって観客を煽る、煽る。曲が再開し、最後は最速テンポに合わせて、観客とともに80回、拳を突き上げ、ライヴを締めくくったZIGGY。全27曲を歌い上げた森重樹一、そしてそれをしっかりと支え上げたサポートメンバー達。CHARGEEEEEE…については文中でも触れたが、若いながらもしっかりとしたテクニックで迫るToshi、コーラスでも大きな貢献を果たしているカトウタロウ、そして森重と長年、強固なパートナーシップでZIGGYを支えてきた佐藤達哉。そんな4人のサポート・メンバーで構成されるZIGGYは、森重が“最高の形”と自信を持ってファンに宣言。31周年を迎えるZIGGY、2017年と変わらぬどころか、より強力になった姿を見せてくれそう——そんな印象を感じさせた3時間弱のステージだった。

すでに2018年冬には16本の全国ツアーを行うことが発表されており、また、このツアーの前の秋には新作の発表も予定される。ZIGGYは、またロックン・ロール旋風を吹かせてくれる。現在のZIGGYなら、可能なはずだ。

【セットリスト】

01.Hello

02.CLASH!CLASH!CLASH!

03.TEENAGE LUST

04.ROCK THE NIGHT AWAY

05.I’M GETTIN’ BLUE

06.HOT LIPS

07.HIGHWAY DRIVING NIGHT

08.ROCK’N’ ROLL FREEDOM

09.VENUS

10.君の笑顔より美しい花を知らない

11.STAY GOLD

12.英雄は一人、生の果て

13.TOKYO CITY NIGHT

14.それゆけ! R&R BAND

15.WHISKY, R&R AND WOMEN

16.928

17.光と影

18.Don’t stop the R&R music

19.I CANNOT GET ENOUGH

20.まだ見ぬ景色が見たくて

21.踊らされたくないのなら

<ENCORE1>

22.最後の声が途切れるまで

23.CELEBRATION DAY

24.PRIDE

<ENCORE2>

25.GLORIA

26.BOOGIE WOOGIE TRAIN

27.EASTSIDE WESTSIDE
『ZIGGY 2018冬ツアー』
11月01日(木) 新横浜NEW SIDE BEACH!!

11月03日(土) 静岡Sunash

11月04日(日) 四日市Club roots

11月09日(金) 高知X-pt.

11月10日(土) 神戸VARIT.

11月15日(木) 札幌KRAPS HALL

11月17日(土) 函館Club Cocoa

11月24日(土) 東京TSUTAYA O-EAST

11月30日(金) 名古屋SPADE BOX

12月02日(日) 金沢GOLD CREEK

12月06日(木) 大阪BIG CAT

12月07日(金) 広島セカンドクラッチ

12月14日(金) HEAVEN’S ROCK 宇都宮

12月15日(土) 仙台CLUB JUNK BOX

12月22日(土) 熊本DRUM Be-9 V2

12月23日(日) 福岡DRUM Be-1
シングル「君の笑顔より美しい花を知らない」
2018年4月25日発売

PECF-3202/¥1,800+税

<収録曲>

■CD

1.君の笑顔より美しい花を知らない

2.最後の声が途切れるまで

3.君の笑顔より美しい花を知らない(inst)

4.最後の声が途切れるまで(inst)

■DVD

・「ZIGGY森重樹一の11の挑戦!」ダイジェスト映像&ビジュアルコメンタリー

・「ZIGGY森重樹一の11の挑戦!」特別篇 収録
DVD『LIVE 2017』
2018年4月25日発売

PEBF-3199/¥6,000+税

<収録曲>

■DVD Disc1『ZIGGY TOUR 「2017」 NEW SIDE BEACH!! LIVE(2017年4月2日)』

CELEBRATION DAY

赤の残像

LET THE MUSIC PLAY

それゆけ!R&R BAND

MAKE IT LOUD

マケイヌ

LAZY BEAT

STEP BY STEP

BORN TO BE FREE

FEELIN’ SATISFIED

TOKYO CITY NIGHT

SILENT EVEを待ちながら

JEALOUSY ~ジェラシー~

GUILTY VANITY

HEAVEN AND HELL

FOREVER WILD

LA VIE EN ROSE

DON’T STOP BELIEVING

928

I CAN’T STOP DANCIN’

BURNIN’ LOVE

蒼ざめた夜 ~TOO FAST TO LIVE, TOO YOUNG TO DIE

GLORIA

ONE NIGHT STAND

WHISKY, R&R AND WOMEN

静寂の音がただ青過ぎて

DON’T YOU LEAVE ME ALONE

STAY GOLD

I’M GETTIN’ BLUE

EASTSIDE WESTSIDE

■DVD Disc2『ZIGGY TOUR 「2017」 TSUTAYA O-EAST LIVE(2017年11月19日)』

STROLLIN’

CELEBRATION DAY

DON’T STOP THE R&R MUSIC

まだ見ぬ景色が見たくて

HOT LIPS

SWEET SURRENDER

虹を見た

月明かりの下で

踊らされたくないのなら

HOW

CRISIS

ONE NIGHT STAND

君のままでいいから

TOKYO CITY NIGHT

MAKE A STAND

マケイヌ

WANNABE

WITHOUT…

それゆけ!R&R BAND

BORN TO BE FREE

I’M GETTIN’ BLUE

SING MY SONG

BURNIN’ LOVE

HEAVEN AND HELL

GLORIA

I CANNOT GET ENOUGH

BOOGIE WOOGIE TRAIN

I’M JUST A ROCK’N ROLLER

WHISKY, R&R AND WOMEN

EASTSIDE WESTSIDE

STAY GOLD


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