『ラ・ラ・ランド』作曲家J・ハーウィッツ、サウンドトラックの制作過程やお気に入りの挿入歌を明かす

2017年4月12日 / 16:30

 日本では劇場でのロングランが続いている『ラ・ラ・ランド』だが、アメリカでは早くも2017年4月25日(現地時間)にブルーレイ/DVDがリリースされる。米ビルボードは、デミアン・チャゼル監督と作曲家のジャスティン・ハーウィッツが音楽制作について語る特典映像を入手した。

 今年の【第89回アカデミー賞】で<作曲賞>と<主題歌賞>を受賞したハーウィッツは、『ラ・ラ・ランド』の音楽はタイムレスな(時代を超越した)感じにしつつも、古風にしないようにしたかったと話している。「旧作に浸り過ぎて、“雨に唄えば”とか“シェルブールの雨傘”と全く同じようなサウンドにはしたくなかった」と彼はいう。そして、「この企画そのものの為に作曲しようと心がけていた。この映画は最初から独自の趣とスタイル、そして独自のパレットと色彩を持っていたと思う。視覚的にこの映画特有の感じを出したかったんだ」と付け加えた。

 ハーウィッツはこの映画の脚本が執筆されている段階から作曲を始めていた。これはアメリカの映画制作においては大変珍しいことで、音楽の完成まで3年かかったそうだ。「通常、編集が終わった段階から各シーンのアンダースコアやインストゥルメンタルをあてる作業を始めるものなんだけれど、僕はディレクターズ・カットの最初の週から始めた。これは通常の数か月前なんだ。僕たちは音楽とカットを同時に発展させたかった」と彼は説明する。

 そして、「この映画で狙っていた雰囲気と同じ感じの映画が最近なかったから、他の大作にはないことをやるのは確かに賭けだった。僕たちはこの作品を信じていたし、自分たちが観たいような映画を作ればいいと思っていた」と話している。

 『ラ・ラ・ランド』のサウンドトラックで一番気に入っている曲について聞かれた彼は、エマ・ストーンが歌う「オーディション(ザ・フールズ・フー・ドリーム)」を挙げた。「歌詞がとても具体的なところが大好きなんだ。でもエマ(・ストーン)が歌い上げるにつれ、歌詞もどんどん広く、全般的に、賛歌のようになっていく。最初は一人の叔母についての特定のシチュエーションから始まるけれど、最後は夢見る僕ら全員への賛歌になる。ああやって歌詞が発展するところがとても素敵だと思ったし、音楽全体としてもそういう形を狙ってたんだ」と彼は語っている。

◎特典映像
https://goo.gl/jGIKU3


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