新曲で各国言語を取り入れ台湾ではワンマンも、遂に世界に標準を合わせ始めたわーすたの躍動感

　Kawaiiを世界に発信するべく奮闘している5人組アイドル わーすたが、3月29日に結成2周年を記念して定期ライブ【わ-5】を東京 渋谷WWW Xにて開催した。

　昼夜合わせて約1000人を動員する大盛況の中、今回の定期ライブ【わ-5】を行った彼女たちは、2015年春の結成以来、“World Standard”を略した“わーすた”を冠し、アイドルシーンで奮闘している平均年齢16.8歳の5人組。サウンドプロデュースを担当する鈴木まなかをはじめ、クリエイター陣に女性を揃えたガーリーな世界観で、性別を問わず人気を集めるアイドル界の期待の星だ。

　また、この日のライブでは新曲「Magical Word」を初披露。こちらは和楽器の鮮やかな音色で彩られたドメスティックなサウンドに、英語、韓国語、中国語、フランス語とメンバーがそれぞれ習得中の外国語を取り入れた1曲だ。各国の挨拶を“魔法のことば”と見立てて、ダンサブルに歌い上げる。まさにわーすたならでは、というべき意欲作となるが、4月19日にはニューシングル『Just be yourself』のリリースを控える中で、早くも新曲を発表するというチャレンジ精神もファンには嬉しいところだろう。

　さらに、公演中には新たなライブ情報として定期ライブ【わ-6】の開催に加えて、6月に台湾でのイベントに出演した翌日にワンマンライブを行うことを明らかにした。昨年夏に初上陸した同国をはじめ、上海やシンガポール、タイでもイベントやライブ出演の経験がある彼女たちだが、海外でワンマンはこれが初。前述したように結成時から世界を見据えたお題目を掲げてきたわーすただけに、いよいよ海外での活動を本格化させる時期が来たことを思わせる大きなトピックである。

　本公演は他にも、これまでの活動をオフショットや楽屋での一コマなども絡めて紹介していくムービーや、スマホを使ってリアルタイムに各メンバーのイメージ調査を行うトークコーナーと、来場者を楽しませる企画がふんだんに盛り込まれていた。スマホや携帯での撮影を許可するスタンスなど、同じiDOL Streetに所属する先輩グループより一歩踏み込んだアプローチに挑めるのも、世界を標榜するチームだからこそ。フジテレビ系の人気番組『ワイドナショー』への出演でも話題を呼んだビジュアルを併せ持つ彼女たちが、これから日本でもより広く認知されていくことは間違い無さそうだ。

　4月にリリースするシングル『Just be yourself』は『劇場版プリパラみ～んなでかがやけ！キラリン☆スターライブ！』主題歌とテレビ東京系アニメ『アイドルタイムプリパラ』オープニングテーマに起用されているため、アニメファンからの楽しみなところだが、同月22日にZepp DiverCity Tokyoで開催する2部制のワンマンでは、昼公演がアニソンカバーライブになることも発表されている。そして夜公演はこちらもワンマンでは初となるフルバンド編成と、新たな挑戦が続いていく。結成から2年、ついに世界に向けた活動が本格化し始めた気鋭のアイドル わーすたの今後に注目だ。

◎リリース情報
シングル『Just be yourself』
2017/04/19 RELEASE
［初回生産限定盤（CD＋スマプラミュージック）］
AVCD-39354　1000円（税込）
［通常盤（CD＋Blu-ray＋スマプラミュージック＆ムービー）］
AVCD-39355/B　2160円（税込）
［ミュージックカード（イベント会場/mu-moショップ限定商品）］
1000円（税込）

◎公演情報
【TALE in Wonderland Taiwan】
4月8日（土） 杰克音樂Jack’s Studio（台湾）
【3ワンマンライブpresented by《TALE in Wonderland TAIWAN》】
4月9日（日） 杰克音樂Jack’s Studio（台湾）
【FM OH! presents MAZA LOOP2017】
4月16日（土） 大阪 SUNHALL、FANJtwice、DROP

【The World Standard ～あにそん。青春真っ盛り～】
4月22日（土） 東京 Zepp DiverCity Tokyo
OPEN 13：30 / START 14：30
チケット：https://ticket.yahoo.co.jp/tour/00001729/%E2%80%AC
【The World Standard ～夢があるからついてきてね～】
4月22日（土） 東京 Zepp DiverCity Tokyo
OPEN 18：00 / START 19：00
チケット：https://ticket.yahoo.co.jp/tour/00001639/%E2%80%AC

撮影：杉岡祐樹