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ブルーノ・マーズ、最新インタビューでブラック・ミュージックの影響、亡き母への思いを熱く語る

 ブルーノ・マーズが、ラティーナ誌最新号の表紙を飾り、お気に入りのLAのピザ屋で行われた巻頭インタビューで自身の複雑な血筋(亡くなった母はフィリピンとスペイン、父親はプエルトリコとユダヤ)やブラック・ミュージックから受けた幅広い影響などについて語った。亡くなった母親については特に深く思いを語っている。

<トランプ政権のアメリカについて>
 「アメリカでの不正行為についていまさら会話をしていること自体が嫌だよ。何十年も前から繰り返されてきたのと同じ会話を2017年にしていることがね」

<プエルトリコ系の自分を受け入れることについて>
 「僕はプエルトリコ系であることを隠すために苗字を変えたなんて一度も言ったことがない。何でそんなことを言う必要があるんだよ。(そんなことをして)誰を騙そうってんだ?大体、何でそんなことを言う奴がいるんだよ。僕と僕の家族に対する侮辱だ。馬鹿げてる。僕の苗字はヘルナンデス(Hernandez)。父の名はペドリト(Pedrito)・ヘルナンデスで、プエルトリコ系のポン引きだ。それは否定できない。僕が2歳の頃から親父が“ブルーノ”ってあだ名で呼び始めたんだ。実際の話、僕は“ブルーノ”だけを名乗ろうと思っていたんだよね。“マーズ”は超人的に聞こえて面白かったからつけたようなもの。ただ単にそれだけのことなんだ。僕の苗字に難癖をつける奴らに言いたいのは、僕が書いた曲で金儲けしているくせに、どうして僕の曲はプエルトリコ人だけとか白人だけとかアジア人のためだけに提供されるべきだとか言えるんだ?僕の音楽を聴きたい人は誰だって聴いていいんだよ」

<ブラック・ミュージックの影響について>
 「“ブラック・ミュージック”というのは、ロック、ジャズ、R&B、レゲエ、ファンク、ドゥーワップ、ヒップホップ、そしてモータウンのことを指していることを理解しなければならない。それら全てを黒人が作ったんだ。プエルトリコ系として言わせてもらえば、サルサだってマザーランド(アフリカ)まで辿ることができる。つまり僕の世界ではブラック・ミュージックは全部という意味なんだ。アメリカに“swag”(ノリ、自信)を与えてるものだ。僕は90年代に育っていて、当時のポップ・ミュージックはR&Bに大きく影響を受けていた。ホイットニー・ヒューストン、ディディ(Diddy)、ドクター・ドレー、ボーイズ・II・メン、アリーヤ、TLC、ベイビーフェイス、ニュー・エディション、マイケル・ジャクソンとか、まだまだたくさん。僕が子供の頃、そういう音楽がMTVとラジオでかかってたし、学校の行事や近所のバーベキューとかで踊ってた。僕をインスパイアしてくれたそういうアーティストたちがいなかったら、今自分がここにいることはなかった」

 「彼らは僕に多くの喜びを与えてくれたし、忘れられない思い出が詰まった人生のサウンドトラックを作ってくれた。そして何より、あのスーパースターたちは僕に基準を設定してくれた。世界を踊らせるような曲を歌うには何が必要なのか、ずっと語り継がれるようなパフォーマンスをするにはどうすればいいのかを教えてくれた。音楽業界での成功を目指すなら、彼らと同じくらいすごくなくちゃ勝ち目がないって思わせてくれたんだ。ジョデシィが自分の後に登場するかのように歌わなければならなし、ボビー・ブラウンが次に登場するかのようにダンスしなければならないんだ」

<亡くなった母について>
 「愛することを教えてくれた女性で、女性とはどうあるべきかを見せてくれた人。そんな人がいなくなってしまうのは、自分の心の半分以上が一緒に失われてしまったかのようだ」

 「僕がどこに行っても母は一緒にいる。こんな気持ちは想像できないと思うよ。心の痛みとか、何度も思い返すこととか。ああすればよかった、あれを言えばよかったって。人生を違う観点から見なければならない。人生で一番大切なことが分かるんだ。この世で大事なのは家族と愛する人たちだけだってことがね」

 「自分にとって母は音楽より大切だ。音楽と引き換えに母が戻ってくるなら差し出すよ。母がいつも、“前に進み続けなさい、ずっとやり続けなさい”って言ってくれてるんだ」

◎ラティーナ誌による投稿
https://twitter.com/Latina/status/826091445471817728

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