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【米ビルボード・アルバム・チャート】ザ・ウィークエンドが首位死守、ジョン・メイヤーが2位に初登場

 ザ・ウィークエンドの『スターボーイ』が、通算5週目のNo.1獲得を果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 シングル「スターボーイ」(今週8位)、「アイ・フィール・イット・カミング」(今週18位)の2曲が大ヒット中のザ・ウィークエンド。この2曲や、アルバム収録曲の視聴回数が好調で、今週通算5週目の首位を獲得したが、週間セールスは、それらのストリーミングポイントを含め56,000枚程度。集計期間が年末年始ということもあり、1月中は、10万枚を超えるセールスを獲得したアルバムがほとんどない状態が続いた。

 強豪が少なかったことから、今週No.1デビューが期待されていたジョン・メイヤーのEP盤『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング:ウェーヴ・ワン』は、惜しくも2位に初登場。とはいえ、4曲というタイトルの少なさにかかわらず、初動枚数を5万枚近く売り上げたことは、快挙といえる。

 首位のザ・ウィークエンドや7位のポスト・マローン、9位のドレイク、10位のJ・コールも、売上の内訳、半数はストリーミングによるポイントで、昨今のアルバム・チャートでは、ストリーミング・ポイントがいかに稼げるかで、チャートの順位も大きく変わる。ブルーノ・マーズの新作『24K・カラット』(今週4位)も、No.1デビューを果たせなかったのは、アルバムのタイトル数が少ない(全9曲)ということが、理由として挙げられる。

 ジョン・メイヤーは、本作『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング』のフル・アルバムを今年中にリリースする予定で、自身4作目のNo.1獲得を狙う。

 5位に初登場したのは、カリフォルニア州出身の4人組ロックバンド、AFIの新作『AFI(ザ・ブラッド・アルバム)』。2013年10月リリースの前作『ベリアルズ』から、およそ3年ぶり、通算10作目となるスタジオ・アルバムで、アメリカでは2作連続、通算4枚目となるTOP10入りを果たした。続いて、11位に初登場したスターセットの3年ぶりとなる新作『ベッセルズ』は、2014年のデビュー作『トランスミッションズ』で獲得した最高位49位を大きく上回る順位を更新した。

 16位には、毎年必ずチャートインを果たす、『グラミー・ノミニーズ』の2017年版がデビュー。最多9部門にノミネートした、ビヨンセの「ドント・ハート・ユアセルフ」や、主要部門の受賞が濃厚とされる、アデルの「ハロー」、2016年の年間シングル・チャート首位を獲得した、ジャスティン・ビーバーの「ラブ・ユアセルフ」など、2016年を彩った楽曲が完全収録されている。

 子供たちが最新のヒット曲を歌う『キッズ・ボップ』シリーズの第34弾は、18位に初登場。今作には、ブルーノ・マーズの「24K・カラット」やザ・チェインスモーカーズの「クローサー」、今週のソング・チャートで、自身2曲目のTOP10入りを果たした、アレッシア・カーラの「スカーズ・トゥ・ユア・ビューティフル」など、最新のヒット曲がカバーされている。

Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、1日22時以降予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『スターボーイ』ザ・ウィークエンド
2位『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング:ウェーヴ・ワン』ジョン・メイヤー
3位『ラ・ラ・ランド』サウンドトラック
4位『24K・カラット』ブルーノ・マーズ
5位『AFI(ザ・ブラッド・アルバム)』AFI
6位『モアナと伝説の海』サウンドトラック
7位『ストーニー』ポスト・マローン
8位『ハミルトン』サウンドトラック
9位『ヴューズ』ドレイク
10位『4・ユア・アイズ・オンリー』J.コール

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