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アカデミー賞最多ノミネートの映画『ラ・ラ・ランド』、チャゼル監督とR・ゴズリング登場のジャパン・プレミアに米倉涼子がゲスト登壇

 第74回ゴールデングローブ賞で歴代史上最多7部門を受賞した映画『ラ・ラ・ランド』。1月24日に発表された第89回アカデミー賞ノミネート作品では史上最多タイとなる14ノミネートを果たした同作のジャパン・プレミアが1月26日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた。

 今回が初来日となるデイミアン・チャゼル監督は、映画『セッション』で一躍世界から注目を集め、今回のゴールデングローブ賞では『ゴッドファーザー』のフランシス・フォード・コッポラ監督の当時33歳という記録を塗り替え、史上最年少となる31歳で監督賞を受賞。一方、主演のライアン・ゴズリングは映画『きみに読む物語』以来13年ぶりの来日で、今やシリアスからラブストーリーまでこなす卓越した演技力で世界中のファンを魅了している俳優だ。

 ジャパン・プレミアは、サプライズゲスト米倉涼子の登場をきっかけに、オープニング・アクトとしてダンサーたちが劇中のダンスシーンを再現する華やかなパフォーマンスを披露。続けてチャゼル監督とゴズリングが登場すると、集まった観客の写真撮影やサインに笑顔で応じ、会場は黄色い大歓声に包まれた。二人がステージに登壇すると、ゴズリングは「ダンサーの踊りが素晴らしかった。今までで一番素晴らしい歓迎だった。そしてこの映画を日本で紹介出来ることが嬉しい」と笑顔で挨拶をした。

 アカデミー賞最多ノミネートへの祝福にチャゼル監督は「本当にうれしい。映画を観ていただければ、ライアンやエマ(・ストーン)やスタッフみんなのチーム力の勝利だとわかっていただけると思う」と喜びを表し、ゴズリングは「デイミアンの思い描く世界をみんなで作れたことがラッキーだった。そして映画を観てくれる人が非常にいい反応をしてくれていることも幸せだよ」とコメント。そして本作が初タッグだったことに触れ、チャゼル監督は「ライアンは特別なので、また一緒に仕事がしたい」と再共演を熱望しゴズリングもチャゼル監督を絶賛した。

 ここで再びゲストの米倉が登場し、ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』で主演を務めた経験を持つ米倉は、映画の感想を聞かれると、「オープニングから圧倒されて、ミュージカル映画だけどそれだけじゃない。ポップでキュートでちょっとシュールでロマンスたっぷりで、光と音で違う世界に吸い込まれて、素晴らしい時間でした」と話した。劇中でエマ・ストーン演じるミアが、多くのオーディションを受けるも落ち続ける女優の卵を演じていることから、「オーディションで合格するコツは?」と言う問いで選考する立場のチャゼル監督に話が振られると、「僕がオーディションで見るのは、その役者に遊び心があるかどうかなんだ。普通にセリフを読ませるようなオーディションではなく、オーディションも楽しく、遊べるような人を選びたい」と映画監督ならではの感覚で語った。

 最後に、チャゼル監督は「観てみて面白かったら周りの友達に勧めて欲しい、もし面白くなかったら、自分の心の中に秘めておいて欲しいです(笑)アリガトウ!」と冗談交じりにコメントし会場を沸かせた。なお、映画『ラ・ラ・ランド』は2月24日全国公開。注目の第89回アカデミー賞は2月27日(日本時間)に発表される。

 
◎『ラ・ラ・ランド』予告編
https://youtu.be/tlyqz57sHgM

◎公開情報 『ラ・ラ・ランド』
2017年2月24日(金)TOHOシネマズみゆき座他全国ロードショー
監督・脚本:ディミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、J.K.シモンズ 
配給:ギャガ/ポニーキャニオン
(C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.Photo credit:  EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND.Photo courtesy of Lionsgate.

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