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今週のHot Albumsは面白い。上位を眺めていると、先週発売の新譜は少なく、ほとんどが粘り強く売れ続けている作品ばかりだからだ。長く売りやすいベスト・アルバムが多いという理由もあるが、入れ替わり激しいHot100に比べると、安定して売れ続けているアーティストが誰なのかがよく分かる。
なかでも、『あの日あの時』をリリースした小田和正は、もはや定番の王様といってもいいだろう。先々週は初登場1位、先週は2PMに敗れて2位に下がってしまったが、今週は再び首位に返り咲いている(【表1】。今作は、3枚組のベスト・アルバムで、オフコース時代のセルフリメイクを含めた決定盤。曲目を眺めるだけでも、持っておきたいと思わせる内容になっている。時代ごとにタイアップなどのトピックも多いため、世代を超えて支持されているということも強みだろう。そして、小手先のプロモーションではなく、しっかりと中身で勝負しているのがさすがだ。まだ3週目ではあるが、このままチャート上位に居残ることは確実。ドリカムのベストと並べて、どちらがロングセールスとなるのか比較してみたいところだ。
他にも、三代目JSB、いきものがかり、BABYMETALなど複数週チャートインしている作品は多いが、なかでももっともユニークな動きをしているのが、AIの『THE BEST』だ(【表2】)。これは昨年11月にリリースしたベスト盤で、先週までは40位台だったのが、今週になって急遽6位にまでアップしている。というのも、5月4日にデラックス・エディションが発売され、その数字が加算されているからだ。この新装ヴァージョンには、auのCMで大人気の「みんながみんな英雄」やEXILEのATSUSHIとデュエットした話題作「So Special」などが新たに加えられている。よって、一度入手したファンが買い直しているというパターンもあるだろう。グラフを見ていると、売上やダウンロード(紫のグラフ)は先週まで下降線だったが、CD読み取り数(オレンジのグラフ)はほぼ横ばい。これは、レンタルでの回転率がいい証拠だ。そして、レンタルで済ませていたグレーユーザーが、新装盤のタイミングで購入したというケースも考えられる。とにかくこのチャートの動きは見逃せないので、今後も注目しておきたい。text by 栗本斉
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