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空想委員会が4月30日、Zepp DiverCityにてリリースワンマンツアー「ダウトの行進」のファイナル公演を行なった。
SEにのせてメンバーが登場し、いきなり披露されたのは「波動砲ガールフレンド」。1音目から驚きと歓声が入り混じる、良い意味で予想を裏切ったライブのスタートに、会場の熱は一気に高まった。
“お台場、始めようか!”と佐々木(Gt.)が叫び「ワーカーズアンセム」へ繋ぎ“心を解放して楽しんでいってください。最高の遊び場へようこそ!”と煽った。三浦(Vo.&Gt.)は“4月、何かを卒業したり始めたりする、 そんな方に餞けの言葉を。”と「桜色の暗転幕」を歌い上げ、「私が雪を待つ理由」ではそのハートウォーミング な歌詞とメロディーで会場を優しく包み込んだ。心落ち着くしっとりムードから一転、突如ステージに現れたのは、ウエディングドレス姿の美女・アリスムカイデ。三浦は両手を広げて花嫁を迎えると、花嫁は右手を振り上 げ三浦の頬に向かって勢いよくビンタをお見舞いした。まさかの展開にフロアにも動揺が…これは、次に演奏する「八方塞がり美人」の Music Videoのワンシーンを再現した演出だったのだ。曲が終わると、痛そうに自分の頬をさすって“なんか、ファイナルっぽいよね(笑)”と仕切り直し、今月リリースした新曲「ビジョン」や初披露の「二重螺旋構造」、アッパーチューンの「春恋、覚醒」、インディーズ時代の人気曲「空想ディスコ」と新旧織り交ぜた楽曲の畳み掛けでさらに盛り上げ、ラストの「ミュージック」では会場全体で大合唱が起こった。
本編終了後の“居残りコール”(=アンコール)に応えて、三浦は客席にアコースティックギターを持って登場。Zepp という大会場で生声生音の完全アンプラグドで「単独飛行少年史」の弾き語りをサプライズで披露し大歓声を浴びた。最後は「劇的夏革命」で早くも初夏を匂わせる爽やかさを見せつけ、ライブの幕を閉じた。満員のZepp DiverCity。その先にあるのは、9月22日に待つ日比谷野外音楽堂ワンマンライブでの景色だ。
Text by 羽村 萌
Photo by PETA
【セットリスト】
1.波動砲ガールフレンド
2.ワーカーズアンセム
3.切 illing Me Softly
4.物見遊山
5.フロントマン
6.カオス力学
7.桜色の暗転幕
8.私が雪を待つ理由
9.容れ物と中身
10.八方塞がり美人
11.雨の伝導率
12.不在証明
13.ビジョン
14.悪天ロックフェスティバル
15.二重螺旋構造
16.千里眼
17.春恋、覚醒
18.空想ディスコ
19.ミュージック
-アンコール-
20.単独飛行少年史 (客席にて三浦隆一の弾き語り)
21.エンペラータイム
22.劇的夏革命
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