X


桜の季節がやって来た! 俺的、桜ソング2016

さくら学院『仰げば尊し ~from さくら学院2014~』のジャケット写真 (okmusic UP's)

平年より早い開花予想が発表され、今年も桜の季節がやって来た日本。開花から満開まで、わずか一週間。出会いや別れの季節である春の訪れを伝えるように美しく咲き、儚く散ってしまう桜には誰もが特別な想いがあるようで。改めて掘り下げてみると、こんな人も桜ソングを歌ってたんだ!と驚くことも多いはず。某テレビ番組で、河口恭吾が「桜ソングは自分にとって悪魔の曲」と語り話題になっているが、《梅は咲いたか 桜はまだかいな》と歌われた江戸時代から今もなお、桜は日本人と表現者に愛され続けてるようです!

1.「さくらのうた」(’16)/高橋優
“2016年桜ソングの代表曲”と言える、高橋優の桜ソング。以外にも季節物の歌をあまり歌ってこなかったという彼。取材の際には、「桜ってちょっとロマンチックすぎると思ったけど、一度歌ってみたかった」と語っていたが、大事な人とのつながりや約束を表現するのに、やっぱり桜は誰にもイメージが沸きやすく、桜を通して伝えたかったことがしっかり伝わる楽曲。今年、地元・秋田の母校である中学の卒業式にサプライズで登場し、この曲を披露した。卒業する生徒が離れ離れになる友達に「また会おうね」と約束を交わしている時に生歌でこの曲が流れてるなんて、羨ましすぎる思い出です!

2.「さくらのうた」(’13)/KANA-BOON
今どきの人気若手バンドだって桜は大好き! 桜を見て思い出す幼かった恋、大好きだったあの子。心踊る春の陽気のような軽快なメロディーに乗せた、キャッチーな歌声。《僕は子供だった もう戻れないのかなぁ》なんてセンチな歌詞も切ないだけにならず、儚くも美しい思い出に聴こえるのは、まさに桜マジック! 人の数だけ桜の思い出があると言ったら大袈裟だけど、老若男女問わず、桜を見ると思い出すさまざまな風景や思い出があるからこそ、桜ソングが愛されるのだろうなと思わされた。

3.「君の旅路に桜が笑う」(’13)/河野勇作(桐谷健太)×THEイナズマ戦隊
現在、浦島太郎として歌うauのCMソング「海の声」が大ヒットしている桐谷健太が、ドラマ『Y・O・U やまびこ音楽同好会』の主人公・河野勇作としてリリースした、シングル「喜びの歌」のカップリングに収録されている楽曲。「海の声」で改めて高い評価を受けている、桐谷の男らしく温かみのある歌声と、ザクザクしたギターサウンドが印象的なイナ戦のタフなロックサウンドが抜群の相性の良さを生む、なかなかの名曲。3年前の楽曲だが、「海の声」効果でこの春、再評価されることもあるかも!?

4.「桜」(’09)/長渕剛
長渕剛も桜を歌ってた(桜島を歌ってたのは知ってたけど)と聴いてみたら、《スピード違反でパクられちまった》と始まるアナーキーな曲で大興奮! 世の桜ソングブームに対するアンチテーゼだったのかな?とも想像してしまったが、ミディアムなフォークサウンドと逞しくもどこか切ないメロディーが心地良く、咲き乱れ散る夜桜に独り身男の悲しさや哀愁を重ねた歌詞が胸に染みる。アコギを鳴らして歌いたくなる曲だが、お花見で披露するのはこの曲でなく、コブクロの「桜」にしておこう。

5.「仰げば尊し ~from さくら学院2014~」(’14)/さくら学院
もはや曲名でなく、グループ名に“さくら”が入ってる、さくら学院のカバー曲。アップテンポな曲調で明るく元気な女の子たちが歌うこの曲を聴いて、思わず涙腺が緩んでしまった。オッサンだから女の子たちのキラキラした歌声に弱いというのもあるが、聴く者の涙腺を緩ませるメロディーにやはり長年歌い継がれている唱歌には理由があると思った。この曲は伝説のパンクバンド・THE STALINの結成者でありヴォーカリストだった遠藤ミチロウを始め、さだまさし、Hi-Fi CAMP、薬師丸ひろ子らもカバー。ちなみに2014年のさくら学院は、BABY METALのYUI METALこと水野由結、MOA METALこと菊地最愛の卒業年。BABY METALでメタルカバーやらないかなぁ。

関連ニュースRELATED NEWS

音楽ニュースMUSIC NEWS

【深ヨミ】最新作が11作連続の首位獲得 WEST.の過去のシングルセールスを調査

J-POP2024年5月5日

 2024年5月6日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、WEST.の『ハート/FATE』が263,585枚を売り上げ首位を獲得した。(集計期間2024年4月20日~4月26日)  『ハート/FAT … 続きを読む

Travis Japan「Sweetest Tune」×ドラマ『東京タワー』コラボMV、名シーンや未公開シーンを収録

J-POP2024年5月4日

 Travis Japanの新曲「Sweetest Tune」と、テレビ朝日系オシドラサタデー『東京タワー』のコラボMVが期間限定公開された。  本ドラマは、2001年に刊行された江國香織の同名小説が原作で、永瀬廉(King & P … 続きを読む

King & Prince、ニューシングル&ベスト盤楽曲をサブスク解禁へ「僕たちも嬉しい」

J-POP2024年5月4日

 King & Princeのニューシングルとベスト盤の収録曲が、CDデビュー6周年を迎える2024年5月23日にサブスク解禁される。  配信の対象となる作品は、5月23日にリリースとなる15枚目のシングル『halfmoon / m … 続きを読む

川西拓実(JO1)と共演者たちの絆が感じられる、映画『バジーノイズ』メイキング写真公開

J-POP2024年5月4日

 川西拓実(JO1)と桜田ひよりが主演を務める映画『バジーノイズ』のメイキング写真が公開された。  2024年5月3日に公開となった本映画の原作は、むつき潤による同名漫画。DTM(デスクトップミュージック)を題材にしており、『週刊ビッグコミ … 続きを読む

OWV、ツアー【MUSEUM】ファイナルのライブダイジェスト映像公開

J-POP2024年5月4日

 OWVが、2024年6月12日にリリースとなるニューシングル『LOVE BANDITZ』のFC限定盤に収録されるライブ映像のダイジェストを公開した。  FC限定盤の付属Blu-rayには、今年1月14日に東京・片柳アリーナで開催された【O … 続きを読む