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ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
夏の夜、美しい星空を眺めていると、暑さなんてどこかに吹き飛んでしまいそうです。地球の美しさを目で堪能するのも良いけれど、せっかくならば、音楽を聴きながら星を眺めてみませんか?きっと忘れられないステキな思い出になることでしょう。
今週は、ペルセウス座流星群も観察できるので、都会の星空も音楽を聴きながら眺めれば、ロマンチックな時間になること間違いなしです。
⒈「Star Guitar」/The Chemical Brothers
https://www.youtube.com/watch?v=0S43IwBF0uM
降ってきそうな満天の星空、そこには無数の流星が絶えず現れているんでしょう。宇宙の神秘を感じずにはいられません。そんなときにキラキラで、スペーシーなこの曲はいかがでしょう?
イギリスから世界へ羽ばたいた、テクノ四天王の一つに数えられるThe Chemical Brothers。マンチェスター大学出身のTom RowlandsとEd Simonsが結成したビッグユニットです。本国イギリスでは新作が出るたびにアルバムチャート1位を必ず取るほど。そんな彼らのアルバム4枚目からこの曲を。
星が流れていくような音像、テクノならでは心地よい正確なリズム、サビの歌声はまるで感動のあまりつい漏れてしまった声のよう。もう目の前には絶えず輝き、流れる星たちしか見えてきません。まさに曲名通りの世界観を持った一曲です。
ちなみに彼らの真骨頂と言えばライブに尽きます。日本にも幾度となく来日を果たしていますが、今年も8月15,16日に行われるSUMMER SONIC 2015のヘッドライナー出演が決まっています。しかも野外ステージでの出演なのです。これはもう彼らが「降ってきそうな満点の星空の下で演奏するに相応しい」アーティストであると言っても過言ではないでしょう。ぜひライブも体感してみては?
(選曲・文/片山明憲)
⒉「Star Fruits Surf Rider」/Cornelius
1997年の夏に発表されたCorneliusの代表曲。SF映画を思わせる音の使い方とPVにおける映像効果は、夜空というよりむしろ宇宙をイメージしているようにも感じます。空に舞う星は果てしない輝きを持ち、また壮大な規模のもと夜空のスクリーンに映し出されます。中盤のイントロとフェイドアウトに近いようで少し違う終わり方はあたかも吸い込まれそうな勢いですね。降り注ぐ無数の星というシチュエーションのもとにおいて、この曲は最も映える楽曲なのではないでしょうか
(選曲・文/Kersee)
⒊「星を見に行きませんか」/ チャンベビ
https://www.youtube.com/watch?v=Jet6pqRRk8c
降ってきそうな満天の星空―そんな素晴らしい光景に出会ったら、きっと誰か大切な人と共有したくなるものではないでしょうか。
「星を見に行きませんか」は、会社帰り、「あなた」から届いた「今夜の空はきれいだよ」という一通のメールからはじまる、心温まる日常を丁寧に切り取ったチャンベビの名曲です。
女性3人組のチャンベビは、曲の中で、誰もが感じたことがある喜びや悲しみを、等身大の視点で繊細に表現しています。それらの曲を聴いていると、何ともあたたかい気持ちになり、悲しさや苦しさは、いつの間にか和らいでしまう不思議なバンドです。
(選曲・文/コーリス)
⒋「Shine」/Take That
https://www.youtube.com/watch?v=JwC1Ctrj6Xk
「星空」はとってもロマンチック♡でも降ってきそうな程の満天の星空は、ロマンチックを超えて清々しさすら感じるんですよね。
1990年に結成され、イギリスのパブなどで曲がかかると、ファンじゃなくとも全員が口ずさめちゃう程の人気で、全英そして世界中を魅了したボーイズグループ「テイク・ザット」。1996年に解散を発表した時にはテレビで悲しみのあまり自殺しないようにとファンに向けて注意が促されたほど。
そんな彼らが2005年に再結成した時には「スター」は常に輝き続けている事を実感させてくれました。
再結成後に発表された「Shine」は、満天の星空の下で、未来も自分の可能性も全てが輝いているような気持ちにさせてくれます。満天の星空の下ではもちろん、星が見えない夜にも目を閉じて聞いてみると、心にも空にも輝く星たちが見えるかもしれません。
(選曲・文/和久井 直生子)
⒌「Sweet Lullaby」/Deep Forest
夏の星空を眺めるのは海辺か、家のベランダか、やはり山のキャンプで見上げるものが格別でしょう。そんな時に聴きたい音楽は、ハウスのビートに乗せて耳慣れない民族音楽が歌われるこの楽曲。なんとも素敵な組み合わせであり、発見した彼らに賞賛の拍手を送りたい、虫の音までビートを構成する音として使われている!薪を囲んで星空を見上げてこんな音楽を聴けばまだ見ぬ世界の土地を想ってとても優しい、幸せな気持ちになれるでしょう。
(選曲・文/田中 孝典)
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