SPYAIR、1万人野外ライブ『JUST LIKE THIS 2015』が大盛況

2015年8月9日 / 18:00

8月8日(土)@富士急ハイランド・コニファーフォレスト (okmusic UP's)

SPYAIRの単独1万人野外ライブ『JUST LIKE THIS 2015』が大盛況のうち終了した。

今年3月、昨年のバンド活動停止期間を経て、復活後初となるシングル「ROCKIN’OUT」を携え4月からスタートした約1年ぶりの全国ツアー『SPYAIR LIVE 2015 “ROCKIN’ OUT”』(全国9か所で開催)は発売と同時に全公演即完売! パワーアップした圧倒的なライヴパフォーマンスを繰り広げると同時に、バンドの固い結束とネクストステージに突き進んでいく強い姿勢を全国のファンに見せつけたSPYAIR。7月には2015年第2弾となるシングル「ファイアスターター」(日テレ×Hulu共同製作ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」主題歌)をリリースしたばかり。

そんな彼らがバンド存続の大危機を乗り越え、結成10周年・デビュー5周年を迎え、ストリートライヴからスタートした自分たちの原点を振り返り、“今年こそ、野外のでっかい会場でライブをやりたい!”という想いから、8月8日富士急ハイランド・コニファーフォレストにて、1万人を集めての単独野外ライブ『JUST LIKE THIS 2015』を開催した。

“Just Like This”とは、彼らの真骨頂ともいえる単独野外ライブだけに冠されるタイトルとなっており、2011年に日比谷野外大音楽堂で開催された『Just Like This 2011』以来4年ぶり、バンド単独野外ライヴ史上初の1万人を集めての大舞台となった。

ステージ後方に設置されたLEDモニターにオープニング映像が映し出された瞬間、今日のこの日を待ち焦がれた1万人の観客から大歓声が上がる。KENTA(Dr)、MOMIKEN(Bass)、UZ(Guitar&Programmimg)の名前が順番に映し出され、3人それぞれがステージ中央・左・右に特効の噴射煙とともにPOP UPで派手に登場。そして、なんと客席中央に設置されたサブステージから、白い衣装に身を包んだIKE(Vocal)が登場するとコニファー・フォレストに割れんばかりの大声援が響き渡る。ライヴ幕開けを刻むカウントダウンが「0」になると、爆発音を合図に大人気曲「サムライハート(Some Like It Hot!!)」がオープニングを飾った。

「ようこそ、SPYAIRのライブへ!!」と、おなじみのIKEの声が響き渡ると、「現状ディストラクション」「Rock’n Roll」とハードなロックンロールナンバーを畳みかけ、のっけから会場を大いに盛り上げる。「OVER」、「Last Moment」、「LINK IT ALL」といった懐かしのナンバー、レア曲を立て続けに披露。

IKEが「富士急、楽しめてますか?今日見てるこの景色、今までやったどのライブよりも綺麗です。」と会場を盛り上げる。UZがギターをアコースティックギターに持ち替え、「名古屋でストリートライブをやってた時に一番よくやってた曲です」というMCから披露されたのはインディーズ時代の代表曲「To」。ミドルテンポのやさしいメロディーが場内をやさしく包み込んでいく。

続いてSPYAIRのライブでは、おなじみのアコースティックコーナーへ。メンバーがメインステージからサブステージへ続く客席の中を歩きながら、場内をあたため、セッティングされたアコースティックセットに腰を下ろす。

「最近、俺ら上り調子だと思うんだよね?(笑)みんなも俺らが上ってく姿見たいだろ?」というIKEの軽やかな問いかけにオーディエンスが歓声で応えると、ステージが高くせり上がるという、まさに“上り調子”な演出が行われ、場内が沸き一気にリラックスムードに。

「今日は、ずっと楽しみにしてきた日だから、みんなで一緒に楽しんで!一緒に歌ってください!」というIKEのMCに続いて演奏された「My Friend」では、自然と手拍子が起こる。

続く「BEAUTIFUL DAYS」は、IKEとUZの2人のみで披露。「(この場所で)まさかストリートでやってた時と同じ2人でやるなんて思ってなかった」というIKEに続き、「名古屋駅でやってた頃は、誰も立ち止まってくれなくて、ホントに心が折れた事もあった。でも、続けてきたから、1万人の前でこうしてライブが出来ました。みんなも夢をあきらめないで」と当時を振り返りながらUZは語った。

MOMIKEN&KENTAによるセッションコーナーをはさみ、客席上手から、インパラに乗ったIKE&UZがサングラスをかけて再び登場!車上から、スタジアムロックナンバー「JUST ONE LIFE」のイントロをギターで鳴らすと、会場の盛り上がりは一気に最高潮に!2人はそのまま場内をひとしきり一巡し、メインステージに戻った。

徐々に暮れてきた空の下、「0 GAME」「Supersonic」「ROCKIN’ OUT」「I want a place」とアップナンバーを重ねていく。立ち込める雲の中、LEDモニターのサーバーな映像と照明が独特の空間を作り出し、会場がSPYAIRの世界に引き込まれて行く。

「OVERLOAD」では銀煙弾&音玉、「ファイアスターター」では火の特効など、ド派手な演出でグイグイ観客を惹きつけながら、ステージ上を縦横無尽に駆け回るメンバー。 「ジャパニケーション」のラストで、場内ビジョンに移されたUZのピックに書かれた「次の曲は、イマジネーション」という文字がモニターに映し出されるのを合図に大ヒット曲「イマジネーション」に流れ込むと、この日のステージはピークを迎えた。

「富士急、どうもありがとう。みんなの顔見て、声もらって、一緒に演奏してるみたいな空間、改めて大好きだなと思いました。また毎年夏にみんなで集まろうぜ!」というIKEのMCから本編最後に演奏されたのは「JUST LIKE THIS 2015」。

2010年6月、インディーズ最後にして100本目のストリートライブ「野外ライブFINAL」を栄公園で開催した際、それまでの5年間を振り返り、ずっと支えてくれたファンや家族そして自分たちの原点であるストリートライブへの思いを込めて作られたこの楽曲。結成10年、デビュー5年という節目の年を迎え、今年新たにリレコーディングもされた、メンバーがとても大切にしている1曲となっている。1万人にむけて披露されたこの日の「JUST LIKE THIS 2015」は、SPYAIRがさらなる大きなステージへ臨む決意表明のように、壮大に響き渡っていた。

興奮さめやらぬ会場からのアンコールに応えてメンバーは再びステージに現れると、IKEより「SPYAIRから報告があります。初のアリーナツアー開催します!」と、12月に2大アリーナツアーを開催する事を発表。大歓声に沸く中、「みんなと一緒なら、もっとすげえ景色見れると思うんだよね。もっとすげえ音楽作れると思んだよね。みんなで思い切り歌ってくれ!」と、「GLORY」、「SINGING」を披露。大合唱が巻き起こり演奏が終了すると、この記念すべき一日の成功を祝福するかのように、花火が打ち上げられ、『JUST LIKE THIS 2015』の幕は閉じられた。

この日発表となった2大アリーナツアーは、12月13日愛知・日本ガイシホール、12月22日さいたまスーパーアリーナで開催される。

チケットはSPYAIRオフィシャルモバイルサイトAIR-GATEで先行受付中。いち早くチケットを手に入れたい人は、要チェックだ。

【セットリスト】

01. サムライハート (Some Like It Hot!!)

02. 現状ディストラクション

03. Rock’n Roll

04. WENDY~It’s You~

05. OVER

06. Last Moment

07. Blowing

08. サクラミツツキ

09. LINK IT ALL

10. To

11. My Friend (acoustic ver. )

12. BEAUTIFUL DAYS (acoustic ver. )

13. JUST ONE LIFE

14. 0 GAME

15. Supersonic

16. ROCKIN’ OUT

17. I want a place

18. OVERLOAD

19. ファイアスターター

20. ジャパニケーション

21. イマジネーション

22. JUST LIKE THIS 2015

<Encore>

1. GLORY

2. SINGING

photo by 鳥居 洋介、中島 未来

SPYAIR初の2大アリーナツアー決定!
12月13日(日) 愛知 日本ガイシホール

12月22日(火) 埼玉 さいたまスーパーアリーナ


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