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ビルボードジャパンHOT100より、ジャンプアップやロングヒットを含む注目曲を3曲ご紹介。ラジオ、CDセールス、デジタルセールス、ルックアップ、そしてTwitterという5指標の組み合わせ(6月3日よりYoutube、プチリリも追加)による総合チャート=“HOT100”から、新たなヒット・ソング=“いい曲”を探してみよう。
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◎UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」(チャート:69→5位/2週目)
アニメ『血界戦線』の主題歌としてアニメチャートでも1位を獲得したUNISON SQUARE GARDENによる新曲。アニメの人気にも支えられCDセールスとTwitterで高ポイントを記録した上に、ラジオフレンドリーな曲調の魅力でエアプレイも好調。アニメファンやロックファンだけでない幅広いリスナーに受け入れられている。
16ビートを刻むカッティング・ギターとドラム&ベースに、人懐こいヴォーカルが乗るファンキーでポップ、かつに実に“イマっぽい”仕上がり。イントロのスネアの乾いた響きにも心が踊る。公開2週間でYoutubeの動画再生回数も150万回に迫るなど、結成10周年を迎えるタイミングで掴んだ新たな代表曲となりそうだ。
◎MACO「LOVE」(チャート:33→13位/5週目)
テイラー・スウィフト「We Are Never Ever Getting Back Together」の日本語カヴァーでブレイクしたシンガー・ソングライター、MACOによるラブソング。HOT100の全指標で30位以内を獲得するバランスの良さを見せ、リスナーを限定しない魅力をアピールしている。
その曲調は安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」系の正統派バラードで、不変と信じる愛に包まれている時に感じる穏やかな感情をサビのメロディで表現。シンプルなタイトルに相応しく、その音楽に目を引くような新奇性は少ないが、その分、押し付けがましい感じもなく安心して聴ける。
◎シンリズム「心理の森」(チャート:29→28位/3週目)
“シティポップ”という言葉が音楽的な流行を示す言葉として取り上げられることの多い昨今、まさにそうした音楽性を、現役高校生とは思えない成熟した手つきで身につけ話題を集めるシンガー・ソングライターの一曲。実際、その話題性とラジオ好みの洒脱な曲調が影響して、ポイントの大部分はラジオプレイによるものになっている。
「心理の森」というタイトルは意味深だが、実際に聴いてみると思春期特有のモヤモヤがストレートに示された歌詞で納得。その歌詞や声にはあどけなさも残る。そこから感じる少年性と、成熟したサウンドとの“アンバランスさ”が最大の魅力だろう。今は玄人好みのアンファンテリブル的な位置づけだが、イントロの歪んだギターにも年相応の若さを感じるし、きっかけ次第で中高生世代の新しいアイコンになりそうだ。
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