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さらに、ライミ監督は、『ドクター・ストレンジ』で初登場し、ストレンジが唯一心を許せる存在であった元恋人のクリスティーン・パーマー(レイチェル・マクアダムス)についても、「観客は彼女の別バージョンの姿を見ることになるかもしれない。だから、ストレンジとクリスティーンの恋愛的な関係性にはまだ可能性があるかもしれない」と、異なるクリスティーンの存在を示唆するコメントを寄せた。
予告編では、新しいパートナーと結婚し、新たな人生を歩まんとする、クリスティーンの幸せそうな姿が描かれる一方で、彼女が、ストレンジの隣でマルチバースの世界を目の当たりにし、ぼうぜんとする姿も映る。クリスティーンがこの予測不能な物語にどう関わってくるのかも、見どころの一つだ。
製作のリッチー・パーマーは「私たちは最もスリリングな映画を作りたいと考えていた。サム・ライミはまさにこの作品にうってつけの監督。出来上がった映像は、全く予想もしていなかったものだった」と語る。
『~ノー・ウェイ・ホーム』では、これまで決して交わることがなかったヒーローたちの夢の共演が話題となったが、本作では一体どんな展開が待ち受けているのか、ぜひ劇場で確認してほしい。
(構成/田中雄二)