前田敦子『さよらな歌舞伎町』舞台挨拶に登場、監督「ダメダメの役だったので出てくれるだけでありがたい」

　前田敦子が11月23日に東京・有楽町朝日ホールにて【第15回東京フィルメックス】の特別招待作品として日本初公開された映画『さよらな歌舞伎町』の舞台挨拶に登壇した。

　11月22日から開催されている【第15回東京フィルメックス】の特別招待作品として日本で初めてのプレミア上映となったこの日、舞台挨拶には前田敦子、南果歩、廣木隆一監督が登壇。これまでの撮影秘話などが語られた。有名ミュージシャンを目指す役を演じた前田敦子は「監督から“1曲丸々弾いて歌ってね”と言われたので、ほとんどギターに触れたことがなかったからみっちり練習しました！」と告白。

　新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に描かれる群像劇である本作について前田は「他の共演者の方たちがどこでどんな風に撮影しているのか想像しながらやって刺激になりました。」と語り、ホテル清掃員を演じた南は「実際に町田のホテルに行って、清掃員の方にテクニックを教えてもらって掃除しました！手と足を両方同時に使うので見てください」と細かい見どころもアピール。

　前田の起用について廣木隆一監督は「難しくてダメダメの役で、いい所もないので、出てもらえるだけでありがたかった。」と感謝。前田は監督について「呼んでいただけて嬉しくて、名前を聞いただけでお願いします！と言いました。」と出演への喜びを明かし、「どの監督も粘ってくださるし、親身になって話し合ってくださるけれど、廣木監督には自分で考えることの厳しさを教えてもらった。感謝しています。」と話した。

　『さよなら歌舞伎町』は新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、年齢も職業も異なる男女5組のある1日を切り取った群像劇。2015年1月24日よりテアトル新宿ほか全国順次ロードショー。

◎公開情報
『さよなら歌舞伎町』
2015年1月24日（土）テアトル新宿ほか全国順次ロードショー。
info：http://www.sayonara-kabukicho.com/