戦場カメラマン渡部陽一のトークが早くなった？　「早く伝えたいという気持ちが高揚しているのかも…」

　自ら撮影したソマリアの少年兵の写真を手に登場した渡部陽一さん　(c)KYODONEWS

　映画「マシンガン・プリーチャー」のトークショー付き試写会が31日、東京都内で行われ、戦場カメラマンの渡部陽一さんが登場した。

　本作は、“銃を持った牧師”と呼ばれる元麻薬売人のサム・チルダースの半生を基に描かれた作品。

　渡部さんはサムの生き方について、「僕にとっては、カメラマンという仕事も大事だけど、家族が第一に大事なもの。同じような心の葛藤を、映画の中から感じることができた」と語った。

　最近、東日本大震災の被災地も訪れたという渡部さんは、「復旧が一歩ずつ進んでいるが、寒い季節なので厳しい状況が続いている。これからも引き続き、取材で出会った人に会いに行って、変化の様子を聞いていきたい」と話した。

　また、記者から「最近トークが早くなったのでは？」と突っ込まれると、「思いをより早く伝えたいという気持ちが高揚しているのかもしれない」と笑顔で答えた。

　映画は２月４日からヒューマントラストシネマ有楽町＆渋谷ほか全国ロードショー。