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“King Of K-POP”チョー・ヨンピルが15年ぶりの来日公演【Hello Tour in Tokyo ワンナイトスペシャル】を11月7日に東京国際フォーラム ホールAで開催した。
さすが“King Of K-POP”であり“歌王”である彼。客席は往年のファンだけでなく、若い世代のファンも来場しており、日本語と韓国語がひしめき合い、開演を待つ。予定時刻よりも5分を過ぎたところで、客電が落ちるとステージ上の巨大なスクリーンの間から“歌王”チョー・ヨンピルが登場。
大興奮するファンたちのサイリウムが揺れる中、序盤は10年ぶりの新作『Hello』からの楽曲を中心にステージを展開。歌謡曲や演歌とは一線を画すエッジの効いたロック・サウンドで会場の熱気を高める。本人のギター・ソロも披露されるなど、還暦を迎えたアーティストとは思えないほどの驚きを見せた新作聴かせた彼のイメージをそのままパッケージしたようなステージング。また、新作よりBillboard Korea K-POP Hot 100で首位を記録した「Bounce」ではオーディエンスと大合唱。
「こんばんわ、元気ですか?久しぶりですね。会いたかったです。15年経っても若くて変わらないですね。僕も(笑)」と会場を和ませ、近年は韓国語ばかり喋って苦手だと語りながらも流暢な日本語でMCをこなす。
この日、盟友谷村新司も会場に駆けつけており、MCで紹介する場面も。谷村との思いでを語った後にはやはり、「友よ」を披露。そして、「想いで迷子」、「釜山港へ帰れ」など鉄板の楽曲を惜しみなくパフォーマンス。15年ぶりの日本公演とあって、彼の歌声にも渾身の力強さを感じた。
ライブはアンコールを含め2時間30分と最新曲から名曲までを網羅したベスト・セットリストといえる内容で終了。会場と一体となって共に歌うシーンに改めて“音楽には国境はない”と痛感させられる一夜となった。
Photo:(c)Live Nation Japan/Creativeman
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