オダギリジョー「チャン・ドンゴンさんは優しい」　カンヌで映画「マイウェイ」の製作記者会見

　カンヌで製作記者会見に出席したチャン・ドンゴン（左）とオダギリジョー　（Ｃ）Ｋａｚｕｋｏ　Ｗａｋａｙａｍａ　(c)KYODONEWS

　オダギリジョーとチャン・ドンゴンが共演する韓国映画「マイウェイ」が開催中の第６４回カンヌ国際映画祭のマーケットに出品され、その製作記者会見が１５日、フランスのカンヌで行われた。

　出席したのは、オダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビン、カン・ジェギュ監督。韓国映画としてはカンヌで始めての製作記者会見であり、未完成作品としては異例の世界９カ国以上、１５０以上の媒体が集まった。映画は、戦争に翻弄（ほんろう）されながらも、夢を持って時代を生き抜いた２人の男の姿を描く。

　オダギリは「これだけ役者が苦しい目にあう作品は珍しい。でも、チャン・ドンゴンさんはすごくすごく優しい方だったので安心できましたし、ファン・ビンビンさんはすごくきれいな方だったので、それだけで十分なコミュニケーションが取れてます」と笑顔であいさつ。チャン・ドンゴンは「演技というのは、単純に言葉を交わすことではなく、お互いの感情や気持ちを共感することであり、それには言葉が通じるかどうかはさほど重要ではないと思います。今回も改めてそれを感じました」と、撮影中に言葉の違いは障害にならないと強調した。

　映画の日本公開は２０１２年の新春を予定している。