井上真央と永作博美、中島美嘉の熱唱に思わず涙 「いろんなことを思い出して…」

2011年4月18日 / 21:06

 左から、中島美嘉、森口瑤子、井上真央、永作博美 (c)KYODONEWS

 映画「八月の蝉」の完成披露試写会が18日、都内で行われ、主演の井上真央、共演の永作博美、森口瑤子、成島出監督が舞台あいさつを行った。

 本作は、母親だと思っていた女性が実は自分を誘拐した犯人だったという、角田光代のベストセラー小説を映画化した。

 成長した主人公を演じた井上は、「悩みに悩んで演じた役だったので感慨深い。純粋に役柄に引かれた。チャレンジできる役だと思った。声を掛けて頂いて本当に良かったと思う」と振り返った。

 一方、誘拐犯を演じた永作は、「難役を頂いたと思った。役と共に必死に走り抜いた」と語り、赤ん坊との共演については、「台本通りにはいかないと撮影初日に覚悟させられた。その代わり、ドキュメンタリーのような迫力が出たと思う」と自信をのぞかせた。

 また、井上と永作の直接の共演シーンはなかったが、永作がこっそり井上の撮影シーンを見に行ったことが明かされた。永作は、「娘がこんなに大きくなったと思い、ちょっと涙ぐんだ」と告白した。

 当日は、活動を休止していた中島美嘉が、復帰第一弾として作詞・作曲した本作の主題歌「Dear」を熱唱。井上と永作が、「いろんなことを思い出して…」と涙に声を詰まらせる一幕もあった。

 映画「八月の蝉」は4月29日全国ロードショー。


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