特撮 1年ぶりのツアー開始、大槻ケンヂも「いい初日になった！」と満足

　　筋肉少女帯の大槻ケンヂ（vo）率いるロックバンド 特撮が、1月12日 shibuya MUSICEXCHANGEで約7年ぶりとなるオリジナルアルバム『パナギアの恩恵』の発売記念ツアー初日公演を開催した。

　大槻ケンヂをはじめ、COALTAR OF THE DEEPERSのボーカリスト＆ギタリストで、ももいろクローバーＺなどへの楽曲提供も行っているNARASAKI、超絶的なテクニックを持つ天才ピアニスト 三柴理、VAMPSやOBLIVION DUSTのサポートも務めるドラム ARIMATSUからなる特撮。この日はRIKIJI（OBLIVION DUST）をサポートベーシストとして迎え入れ、「1年も待ったんだから盛り上がっていこうなー！」「盛り上がらざるをえないんだよー！」と1曲目からハイテンションでパワフルなアクトを展開していく。

　また、MCでは大槻ケンヂが「この会場の近くで若い奴らがライブをやっているらしいけどよ、ライブが終わる頃にはこの46歳がよ、円山町の中で一番ツルツル肌になってやるからよ！」と冗談交じりで意気込みを口にし、ぬいぐるみのボースカと会話したり、お気に入りのテレビ番組や成人式の話などで会場を爆笑の渦に。その後も5人は息の合った迫力あるプレイでオーディエンスを魅了し、昨年末にリリースした冒頭のアルバム曲から懐かしのナンバーまで惜しみなく披露。拳を掲げて歌い叫ぶ観客の様子に大槻ケンヂも笑顔を見せ、「今日はとてもいい初日になった！　ありがとうな！」と清々しい表情で会場を後にした。

　こうして大盛況のうちに初日公演を終えた彼らは、今後 大阪、名古屋と巡り、1月26日に恵比寿 LIQUIDROOMでファイナル公演を開催。この最終日には”ちょっとした発表”を用意しているようなので、お見逃しなく。

◎【「パナギアの恩恵」発売記念ツアー2013】
1月19日（土） 大阪 umeda AKASO
1月20日（日） 名古屋 池下CLUB UPSET
1月26日（土） 恵比寿 LIQUIDROOM