ピーターバラカンも絶賛 米ルーツ音楽奏でる豪華コラボ再び

　ソロ奏者としても活躍する国内屈指の弦楽奏者4人からなるLonesome Strings（ロンサム・ストリングス）が、アメリカのルーツミュージックを歌い奏でる女性シンガー 中村まりとのコラボ第2弾ミニアルバムをリリースした。

　9月26日に“Lonesome Strings ＆ Mari Nakamura”名義でミニアルバム『Afterthoughts』をリリースした両者のコラボは、昨年の『Foklore Session』以来2回目。彼らについてはロンドン出身のブロードキャスター ピーター・バラカン氏も絶賛しており、中村まりに「日本人で彼女ほどアメリカの古く良き音楽を感覚的にうまく捉えている歌手はいない」と最大級の賛辞を送っている。

　また、Lonesome Stringsのメンバーにして国内随一のベーシストとして知られた松永孝義が今年の7月に急逝したため、本作は彼の遺作というべき1枚でもある。中村まりは自身のオフィシャルサイトに「松永さんもにっこりと頷いてくださってるといいなと思います」と綴っているが、あたたかみのある優しい低音の響きは、その歌にさらなる深みを与えた。

　アルバム『Afterthoughts』ではよりブルース色を強めた印象があり、フォークやカントリー、トラッドなど両者のルーツが色濃く反映された音楽ファンにとってマストな作品だ。なお、YouTubeではアルバムのトレイラー映像がアップされており、10月には“ファイナルツアー”と題したライブを東京と大阪で行うことも決定している。

◎アルバム『Afterthoughts』
2012/09/26 RELEASE
MDCL-1528　2835円（tax in.）

◎ライブ【The Encore Session ～Lonesome Strings and Mari Nakamura Final Tour～】
10月5日（金） 東京 渋谷 CLUB QUATTRO
10月8日（月・祝） 大阪 梅田 Shangri-La
※学割有り
※サポートベーシストに千ヶ崎学が参加