つばきファクトリー、一夜限りのバンド編成によるスペシャルライブの公式レポ到着

2026年3月5日 / 15:00

 ハロー!プロジェクトに所属するつばきファクトリーが、3月4日に東京・昭和女子大学人見記念講堂にて一夜限りのバンド編成によるスペシャルライブ【つばきファクトリー BAND LIVE 2026 SPRING「IGNITION」】を行った。以下、同公演のオフィシャルレポートを掲載する。

 2月22日のメジャーデビュー日に合わせ、毎春、開催されている一日だけのスペシャルライブ(メジャーデビューは2017年2月22日/結成は2015年4月29日)。2023年の結成6周年ライブ以降、バンド編成が定番となり、今ではつばきファクトリーの春の風物詩としてファンの間で根付いている公演だ。本レポートは 15:45から行われた1回目の模様をお届けする。

 今年の公演は“IGNITION(=点火)”がテーマ。その名に恥じないような、今回は初となる全編バンド編成で展開され、バンドサウンドによる生楽器のダイナミズムとグルーヴ感、メンバー10 人のボーカルが相成り、会場に訪れたファンの心に火をつけるような熱いライブとなった(昨年加入した新メンバーの西村乙輝は長期休養中のため欠席)。

 また、ライブ冒頭の MC では、前日3月3日に、今秋ツアーをもってグループおよびハロー!プロジェクトからの卒業を発表した秋山眞緒が「大切な場所から離れるということは簡単な決断ではなかったですが、いろんなことにチャレンジして失敗して、みんなに恥じないように進み続けられるように頑張っていきたい」と今の率直な思いを語る一幕もあった。

 メンバーカラーを取り入れた黒いロックテイストな衣装を着たメンバーがステージに登場すると、ライブはメジャーデビューシングル「初恋サンライズ」でスタート。疾走感のあるイントロが会場に流れると、同曲はバンド編成では初披露ということもあり、ファンからは歓声が巻き起こる。曲中にメンバーがジャンプをする“サンライズジャンプ”のパフォーマンスでは、今日という日を楽しむ準備万端と言わんばかりに笑顔いっぱいのジャンプ! ファンだけでなく、メンバーのボルテージも一曲目から最高潮に達していた。

 その後セカンドアルバムに収録されているロックナンバー「マサユメ」や、春らしい爽やかな曲調の「春恋歌」を立て続けにパフォーマンス。「春恋歌」は昨年のバンドライブではアコースティックバージョンが披露されたが、今回はロックチューンにチェンジ。今日だからこその楽曲アレンジでオーディエンスを盛り上げていく。

 最初のMCでは、リーダーの谷本安美が「つばきファクトリー BAND LIVE 2026 SPRING“IGNITION”にようこそ!」と挨拶。メンバーそれぞれが自己紹介をしていく。

 メンバーの挨拶後、小野瑞歩が「タイトルの“IGNITION”にふさわしい、熱いライブにしますので最後までついてきて下さいね!」と会場を煽り、再びライブのターンへ。

 最初は、先日2月22日のメジャーデビュー9周年記念日にミュージックビデオが公開された新曲「純愛クラッシャー」をファンの前で初パフォーマンス。同曲は切なくも強い感情を描いた歌詞の世界観が特徴的で、メンバーも「幸せになれないい、、、らしさの1つが詰まった楽曲」(小野)、「少し今回も拗らせてる感じですね」(福田真琳)と、それぞれのブログで聴きどころを語るなど、つばきファクトリーらしさが凝縮された一曲に仕上がっている。

 その勢いのまま、「雪のプラネタリウム」(バンド編成では初披露)、「笑って」と、グループの黎明期のナンバーを歌い上げていく。MC を挟み、ここからはバンドライブならではといえるアコースティックアレンジが施された楽曲をシャッフルメンバーで披露していくターンに。小野田紗栞の「今回はつばきファクトリーの四季折々の楽曲を、それぞれ違ったテイストで楽しんでいただきたいと思います」というコメントで、今日だからこその時間がスタートする。

 トップバッターは小野、福田、豫風瑠乃、石井泉羽が、冬をテーマに「抱きしめられてみたい」を披露。冬らしい切なさを感じさせるメロディがシャンソンテイストにアレンジされており、4人の紡ぎ出す歌声が、楽曲の持つ世界観にさらなる深みを与えていく。

 続く春では、シティーポップ系に演出された『七分咲きの続き』を小野田、河西結心、村田結生がパフォーマンス。夏は谷本、秋山、土居楓奏がスウィング・ジャズ風にアレンジされた「シークレットサマー」を披露する。

 各メンバーが曲調、四季に合わせて、それぞれの楽曲が持つ新しい一面を引き出し、グループとしての進化を体現していく。また、春と夏のパートでコーラスとして参加した小野と福田の奏でるハーモニーが、曲や歌詞にさらなる広がりを加味していたのも印象的だった。

 会場の熱視線も冷めやらぬ中、秋をテーマにバンドライブらしくハードロック系に仕上げられた「月夜のパ・ド・ドゥ」を全員でパフォーマンス。ステージは続き、最後はバンドライブでは定番となった「光のカーテン」で締めくくった。ステージスキルはもちろんだが、グループの歴史の中で四季をテーマにした数々の楽曲を歌い継いできた彼女たちだからこそ魅せられるターンだったと言えるだろう。

 また「光のカーテン」では、1番をグループからの卒業を発表している秋山がソロでパフォーマンス。2番からは各メンバーが順番に登場し、ラストは秋山を囲むようにメンバーが円を作りあげていく。過去のバンド公演でも、浅倉樹々や新沼希空、八木栞といった卒業を控えていたメンバーが歌った楽曲だ。また、秋山がステージに登場した際、秋山のメンバーカラーの赤色に染まった光景も感動的だった。

 MCでは、そんなアコースティックアレンジターンをメンバーが振り返っていく。春をテーマに歌った村田は、一緒に歌ったメンバーのメンバーカラーが桜っぽいと語り「会場のサイリウムが桜みたいでした。日本一早く桜が咲いた場所です!」と笑顔を見せる。

 ソロで「光のカーテン」を歌った秋山は「ドキドキしたけど、泣き虫の私がリハーサルから一度も泣いてない」と話すも、「本番では感極まって少し涙目になってしまった」と振り返っていた。

 MC後は、生バンド演奏で映える、つばきファクトリーが誇るファンク曲のノンストップメドレがスタート。「鼓動OK?」「表面張力~Surface Tension~」「アタシリズム」を歌い上げ、つばきファクトリーが放つ極上のファンクグルーヴにファンも自然と心が躍りだし、声援もヒートアップ。「鼓動OK?」では秋山と村田が間奏のダンスで盛り上げるなど、ライブは後半戦に向け、熱気を帯びていく。

 メンバーは「ここからは後半戦です!まだまだ盛り上がっていけますか?」と煽り、秋山が「全員かかって来い!」と叫ぶと会場からは大歓声が巻き起こる。ここからは、つばきファクトリーのライブといえばのアップチューンナンバーの大攻勢。「妄想だけならフリーダム」「今夜だけ浮かれたかった」「三回目のデート神話」「アドレナリン・ダメ」と一気にたたみかけ、本編は終了となった。

 ファンからのアンコールを受け、10 人は再びステージへ上がり「大好きなのに、大好きだから」を披露。間奏部分ではファンからの「WOO~WOO~」の大合唱が起こり、メンバーとファンが同じ時間を共有し、特別な空間を作り上げていく。歌唱後はメンバーがファンへ向けた。感謝の気持ちとイベントの感想を口にする。

 朝に大好きないちごを食べてきたという村田は「みなさんのコールに負けないくらい“ベリーストロング”でした!」とストロベリーとストロングをかけたダジャレを披露し、会場を盛り上げる。また、「つばきファクトリーの楽曲はバンドアレンジ映えがすごい!その曲を歌えていることが嬉しい」と語る。

 豫風はバンドライブならではの空気感にふれ「今、音楽が作られていると実感しました。それを皆さんと共有できているのが嬉しい」とコメント。

 河西は「バンドならではのアレンジのなか、メンバーの歌声を聞いて、つばきファクトリーの成長を感じられました」とグループの成長を実感。

 また、卒業を発表した秋山は「今日、どんなライブになるのかと思っていた。卒業発表をすると、悲しんでくれる人とかもたくさんいて心苦しかった。私は皆さんに笑っていて欲しいから、自分的にも辛かったです」と、率直な思いを吐露。「でも、今日のライブはいい意味でいつも通り。この瞬間を楽しめました」と笑顔を見せ、「皆さんがいっぱい声を出してくれて、一つ一つの笑顔が素敵でした! もっとグループが大きくなるように、卒業までの期間頑張りたい!」と前を向いていた。

 リーダーの谷本は、平日の昼間にも関わらずびっしりと埋まった会場を見渡し「ありがとうございました」と感謝の意を示し、「特別な演出のライブができて、すごく幸せだと思いました」と締めていた。

 最後は「My Darling ~Do you love me?~」を歌い上げてライブは終了。今回のバンドライブも、ツバキ(椿)の花が満開に咲き誇る季節に相応しい空間を作りあげていた。なにより、それぞれ色の違う花を咲かせ、ステージ上で“気高く咲き誇った”10人。グループ結成10周年イヤーを駆け抜けた2025年を経て、さらなるスキルアップをステージ上で身を持って示すライブなった。

◎公演情報
【つばきファクトリー BAND LIVE 2026 SPRING「IGNITION」】
2026年3月4日(水)東京・昭和女子大学人見記念講堂

<セットリスト>
M1. 初恋サンライズ
M2. マサユメ
M3. 春恋歌
M4. 純愛クラッシャー
M5. 雪のプラネタリウム
M6. 笑って
M7. 抱きしめられてみたい(小野、福田、豫風、石井)
M8. 七分咲きの続き(小野田、河西、村田)
M9. シークレットサマー(谷本、秋山、土居)
M10. 月夜のパ・ド・ドゥ
M11. 光のカーテン
M12. 鼓動OK?
M13. 表面張力~Surface Tension~
M14. アタシリズム
M15. 妄想だけならフリーダム
M16. 今夜だけ浮かれたかった
M17. 三回目のデート神話
M18. アドレナリン・ダメ

EN1. 大好きなのに、大好きだから
EN2. My Darling ~Do you love me?~


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