HUNTR/XのEJAE、世界的成功を経た現在地を語る「架空のK-POPグループだと思ったことは一度もない」

2026年2月27日 / 13:30

 EJAE(イジェ)のキャリアは圧倒的だ。昨年シーンに登場して以降、K-POPシンガーでありソングライター、さらには映画スターでもある彼女は、Netflixの大ヒット映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』発の「Golden」で10億回以上のストリーミング再生を記録。同曲は米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得し、同作はNetflix史上最も視聴された映画として認定されている。

 HUNTR/X(EJAE、オードリー・ヌナ、レイ・アミ)がパフォーマンスを担当し、Joong Gyu Kwak、Yu Han Lee、Hee Dong Nam、Jeong Hoon Seo、Park Hong Junが作曲、キム・ウンジェ(EJAE)とマーク・ソネンブリックが作詞を手がけた「Golden」は、K-POPアクトとして初めて【グラミー賞】と【ゴールデン・グローブ賞】を受賞し、さらに【アカデミー賞】にもノミネートされた楽曲となった。

 だが、急上昇のキャリアの裏で、彼女もまた自己不信やパニック発作などの試練に向き合ってきた。現地時間2026年2月26日に放送された『ザ・ジェニファー・ハドソン・ショー』で、その道のりを率直に語っている。

 目まぐるしい成功について問われたEJAEは、司会者のジェニファー・ハドソンに対し、「本当にクレイジーです。すべてをどう受け止めたらいいのか分かりません。いろいろなことが起きすぎていて、整理するのがとても難しいです」と語った。

 韓国生まれ、米国育ちのEJAEは、かつて“K-POPが好きだという理由でからかわれた”過去を持つ。しかし現在、そのジャンルは韓国とその文化に強い光を当てるポップ・カルチャー現象へと成長した。「本当に光栄です。韓国人として、そして韓国系アメリカ人として、私たちはみんな誇りに思っています。夢が叶った気持ちです。これ以上望むことはありません。まさに“レプリゼンテーション(代表されること)”そのものです。とりわけ今の時代においては。すべての文化を愛することが重要です」と彼女は述べている。

 印象的なエピソードとして、EJAEはK-POP界入りを目指して10年間トレーニングを重ねていた時期、ハドソンの音楽をサウンドトラックのように聴いていたと明かした。その証として、ハドソンのブレイク作『ドリームガールズ』で披露された代表曲「And I Am Telling You I’m Not Going」を即興で歌い上げ、スタジオを沸かせた。

 K-POPスターを目指す日々は“長い旅でした”というEJAE、その道のりが単純な浮き沈みではなく、「左に、右に、横に」向かっていたと述べた。一時は自身のボーカルがトレンドに合わないと感じ、歌声に対して強いコンプレックスを抱いたこともあった。パフォーマンス自体が恐怖になる瞬間もあったという。『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』への出演は彼女にとって初の大舞台で、「本当にパニックになってしまい、発作を起こしました。とても大変でした」と語る。『ザ・トゥナイト・ショー』出演以前、ステージ経験は8年前の兄の結婚式で歌ったことのみだった。一方、ハドソンとの共演ではそのような問題はなかったという。

 最終的に彼女を支えてきたのは、ソングライティングだった。「本当に私にとってセラピーの形です。大好きです」とEJAEは語っている。

 番組内でハドソンは、多くのK-POPファンが気になっている問いを投げかけた。HUNTR/Xが実在のグループとして活動する可能性はあるのかと聞かれたEJAEは、「はい、あると思います。自分たちのことを架空のK-POPグループだと思ったことは一度もないんです。映画の中でデビューしたK-POPグループだと思っています。とてもクリエイティブな形で紹介された、ただそれだけです」と答えている。


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