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故ジェフ・バックリィが、没後およそ30年を経て、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に初登場を果たした。2026年1月31日付のチャートに1994年発表の「Lover, You Should’ve Come Over」が97位でデビューしている。
同曲はバックリィ唯一のスタジオ・アルバム『Grace』に収録されたディープ・カットだ。今週のチャート入りはほぼストリーミングによるもので、ルミネイトによると、1月16日から22日の集計期間に米国での公式再生数は380万回を記録した。正式なシングルとしてはリリースされていなかったが、近年はTikTokなどのショート動画プラットフォームで、エモーショナルで内省的な動画のBGMとして使用されることにより、過去1年で大きな再評価を受け、拡散されている。
そのネット上での勢いは、2025年4月にまず米ビルボード・チャートへと反映され、「Lover, You Should’ve Come Over」はロック&オルタナティブ・チャート“Hot Rock & Alternative Songs”で22位に初登場し、これが同曲にとって初のチャートインとなった。翌週に一度圏外となった後、バックリィの生涯とキャリアを追ったドキュメンタリー『It’s Never Over, Jeff Buckley』の8月公開を前に7月に再浮上。以降、同チャートには毎週ランクインを続け、今週は17ランクアップ(30位から13位)を記録し、最高位12位まであと1つに迫っている。
この再注目は、アルバム『Grace』の動きにも波及している。同作は1995年6月に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で149位を記録していたが、楽曲の再浮上を受け、12月には82位まで上昇し自己最高位を更新した。今週は200位から156位へとジャンプアップしている。
バックリィは、『Grace』発表から3年後の1997年5月に30歳で不慮の溺死を遂げた。作品数は決して多くないものの、その影響力は数十年にわたり持続し、新たな世代のリスナーにも響き続けている。
死後に評価と商業的成功が拡大したのは今回が初めてではない。彼による故レナード・コーエンの名曲「Hallelujah」のカバーは、最も高く評価されているカバーの一つとして知られ、2008年に米オーディション番組『アメリカン・アイドル』でジェイソン・カストロが同曲を披露したことをきっかけに“Digital Song Sales”チャートで1位を獲得した。その後、2016年11月のコーエンの死去を受けて再びチャートに戻り、Hot Rock & Alternative Songsで10位まで上昇した。一方、コーエンのオリジナルは、このタイミングで初めてHot 100入りを果たしている。
バックリィの「Hallelujah」は、『The O.C.』や『ザ・ホワイトハウス』など、数多くの映画やTV番組でも使用され、ポップ・カルチャーの定番としても定着している。
バックリィの商業的成功の多くは、死後に訪れた。生前は「Last Goodbye」で“Alternative Airplay”チャートにランクインし、1995年5月に19位を記録したが、これが彼にとって全体として初のチャート入りであり、同チャートでの唯一のエントリーとなった。また、『Grace』も生前にBillboard 200に登場している。死後には、さらに4作品がBillboard 200入りを果たしており、『Sketches for My Sweetheart the Drunk』(1998年、64位)、『Mystery White Boy: Live ’95-’96』(2000年、133位)、『Grace Around the World』(2009年、129位)、『You and I』(2016年、58位)がそれぞれチャートインした。
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