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スティングが主演を務めるミュージカル『ザ・ラスト・シップ』のアムステルダム公演が2026年1月14日に開幕した。
2月1日に閉幕後、パリ、ブリスベン、ニューヨーク(メトロポリタン歌劇場)を回り、8月29日~9月13日には再びアムステルダムで公演が行われることも決定している。
『ザ・ラスト・シップ』は、スティングの生まれ故郷であるイングランド北東部ウォールズエンドという造船業で栄えた町を舞台に、地域社会が産業の衰退という苦難に立ち向かう姿を描く。2014年にブロードウェイでプレミア上演され、【トニー賞】で<オリジナル楽曲賞><オーケストラ編曲賞>にノミネート、その後世界各国で上演されてきた。
このミュージカルのためにスティングが書き下ろしたアルバム『ザ・ラスト・シップ』(2013年)の拡張版が、今年の主演公演を前に発売された。『ザ・ラスト・シップ(エクスパンデッド・エディション)』(2025年)は新レコーディング5曲を含む全24曲を収録。新レコーディングの「アイランド・オブ・ソウルズ(2025)」は、『ザ・ラスト・シップ』につながるパーソナルな内容のアルバム『ソウル・ケージ』(1991)に原曲が収録されている。
また、『ザ・ラスト・シップ』に関するスティングの日本オフィシャル・インタビューも公開されている。
――『ザ・ラスト・シップ』は、アルバム発表からすでに12年、初演から11年が経過しています。この間パンデミックによる公演中止といったトラブルもありましたが、そういったことも乗り越えてこのプロジェクトに取り組みつづけるパワーや意思の源はなんなのですか? なにがこの壮大なプロジェクトに向けてあなたを衝き動かしつづけているのですか?
『ザ・ラスト・シップ』は、僕を形成した人々、場所、価値観に根ざした物語だ。パンデミックは、レジリエンス(回復力)、尊厳、アイデンティティというこの作品のテーマがいかに今も重要であるかを強調したに過ぎない。僕はこのプロジェクトのきっかけとなった声や物語を尊重し、磨き続け、進化させ続けるという使命を感じている。
――『ザ・ラスト・シップ』2026年版では、新たにバーニー・ノリスという作家が起用されています。あなたより36歳も若い人ですが、彼を選んだ理由は? どんなことを期待しましたか? 具体的に依頼したことはありますか?
僕はこの物語の核心と魂を失わずに新鮮な視点と異なる世代の感性で捉える声を求めていた。バーニーは感情の明快さ、労働者階級の生活への共感、そして今の世界に対する恐れを知らない好奇心をもたらす。彼に指示を与えたというより、彼のレンズを通して物語を形作る許可を与えたのだ。
――たくさんの魅力的なキャラクターが登場します。そのなかで、いちばん思い入れのある人は? いちばん好きな人は?
お気に入りのキャラクターを選ぶのは、お気に入りの子供を選ぶようなもの――それぞれ違う理由で全員を愛している。とはいえ、舞台で長い間ジャッキー・ホワイトを演じてきたこともあり、彼には特に愛着がある。
――これまでに『ザ・ラスト・シップ』は、デンマーク語やフィンランド語でも公演されたと聞いています。それらを観る機会はありましたか? なにか刺激を受けたことはありますか?
デンマーク語とフィンランド語に翻訳された『ザ・ラスト・シップ』の舞台を観る機会があった。物語が異なる言語で新たな命を吹き込まれる様子は深く感動的だった。最も印象的だったのは、テーマが元々の設定を超えて自然に共鳴したこと――物語の核心にある感情が普遍的であることの証明だ。
――『ザ・ラスト・シップ』2026年版は、アムステルダム、パリ、ブリスベンでの公演が予定されていますが、まずこの三都市を選んだ理由は?
これらの都市は『ラスト・シップ』の次の章を始めるのにふさわしい場所だと感じられた。いずれも演劇的な物語表現への深い敬意と、労働、歴史、変革との文化的関係性を持っており、それは本作の基盤と一致している。
――2026年公演の発表時には“都市の追加は近日中に発表予定”ということでしたが、具体的な案や計画はまとまっていますか? 日本やアジア諸国での公演の可能性は?
『ラスト・シップ』の旅路は今も続いている。この作品がさらに遠くへ旅立つというアイデアには常に心を開いている。今は船に自らの航路を決めさせているところ――そして願わくば、地平線の向こうにはさらなる展開があることを。
◎リリース情報
アルバム『ザ・ラスト・シップ(エクスパンデッド・エディション)』
発売中
UICY-16343/4 4,400円(tax incl.)
https://umj.lnk.to/Sting_LS
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