テイラー・スウィフト、米トーク番組でトラヴィス・ケルシーについて“最愛の人”と語る

2025年12月12日 / 13:30

 年末が近づき、この11か月を振り返って人生の良かったことを数える季節になる中、テイラー・スウィフトは現地時間2025年12月10日の米トーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』で、特に感謝している二つの出来事を挙げた。

 長年の恋人でカンザスシティ・チーフスのタイトエンドを務めるトラヴィス・ケルシーとの婚約も含め、この一年について尋ねたコルベアに対し、テイラーは、「今言ってくださった二つ、最愛の人との婚約と、自分の音楽をすべて取り戻せたこと。この二つは本当に実現しない可能性もあったんです」と語った。

 「“そのうち叶う”みたいな話ではなかったんです。どちらも私の人生に訪れなかったかもしれない。それが実現したことに本当に感謝しています」と彼女は続け、マスター音源を取り戻す夢の実現を支えてくれたファンにも感謝を示した。

 彼女の圧倒的な人気を背景に、コルベアはテイラーが名声の浮き沈みについて誰に助言を求めるのかにも興味を示した。ポップ・スーパースターが自分の成功を他人に理解してもらいにくいとこぼしても聞きたがる人はいない、と前置きしつつ、彼女は他者の経験に“通底する線”を見つけ、共通点を探しながら向き合うよう努めていると語った。

 ただし、彼女にはスティーヴィー・ニックスという存在もある。35歳のテイラーは、フリートウッド・マックのロック・アイコンについて、「私は本当に恵まれているんです。スティーヴィー・ニックスが私の人生にいて、常に私に良い影響を与えてくれています。彼女と話したり、電話で彼女が経験してきたことを聞けたりする。それがどれほど大きな意味を持つか。彼女は私や他のアーティストがこのレベルで活動するための道を切り開いてくれました。彼女の魔法のようで、素晴らしくて、賢さに満ちた人生の向き合い方を私に貸してくれていることを、とても幸運に思っています」と述べている。

 テイラーはまた、『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』のコラボレーターであるプロデューサーでソングライターのマックス・マーティンにも賛辞を送り、「史上最高峰の伝説的なクリエイターであり、プロデューサーであり、ソングライターの一人です。彼が今も音楽を作り続けている時代に私たちが生きていることは本当に幸運です」と称えた。さらに、彼が自身との幅広い仕事に加え、ブリトニー・スピアーズの「… Baby One More Time」も手がけていることに触れた。

 彼女はマーティンと頻繁に話をしていると述べ、彼が常に自らのサウンドを刷新し続ける姿勢を称えつつ、他者のキャリアを評価する際に彼女が最も注視しているのは“継続性”だと説明した。「キャリアの継続性、友情の継続性、そして人間関係の継続性。どうすれば良いものを保ち続けられるのか、ということです」と彼女は述べつつ、継続にはネガティブな見方もあると付け加えた。

 「“そろそろ他の人に順番を!あなたはちょっと退いて、あなたがどれだけすごかったかを語らせてよ!”みたいな声もあるんです」と、テイラーはデビューから20年にわたり頂点を更新し続けてきた自身に対して、一部であるという見方を示した上で、「私は“退きたくない!”って思ってます」と語った。

 ちなみに、キャリアの悩みについて相談する相手として“順位なしの三番目”に挙げたのは、もちろん【スーパーボウル】を三度制した婚約者のトラヴィスだ。「どんなことでも彼に話せます」と彼女は語っている。

 テイラーはこのほかにも、自身の“史上最高の5曲”を半ば明かし、自宅にレコーディング・スタジオを持ちたくない理由、そして【The Eras Tour】公演後に経験したという“喜びのブラックアウト”についても語った。

 テイラー・スウィフトの6部構成ドキュシリーズ『Taylor Swift: The End of an Era』の最初の2話が、現地時間12月12日にディズニープラスでプレミア公開される予定だ。


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