<ライブレポート>BEYOOOOONDS、新たな挑戦が響く【BEYOOOOOPHONIC III】開幕

2025年11月18日 / 18:00

 ハロー!プロジェクトのアイドルグループBEYOOOOONDSとオーケストラとのコラボレーションコンサート【billboard classics BEYOOOOOPHONIC III】の初日公演が11月13日、東京文化会館大ホールにて開催された。

 今年で3年目の開催となる【BEYOOOOOPHONIC】は、“最高の音楽と新しい体験を届ける”ことをテーマに掲げるビルボードクラシックスと初タッグを組み、東京文化会館大ホール、東京芸術劇場コンサートホール、 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールの3会場で開催。これまで共演を重ねてきたパシフィックフィルハーモニア東京、初共演となる東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団とそれぞれ異なるオーケストラが登壇し、過去2回とは異なる新たな要素も豊富に組み込まれた、意欲的な公演が展開される。

 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の面々が登場し、音合わせを始めると同時に会場内がゆっくりと暗転。BEYOOOOONDSと指揮・編曲を担当する藤原いくろうが姿を現し、客席からステージに向けて盛大な拍手が送られる。そして、公演の幕開けにふさわしい「OOOOOVERTURE」が優美に奏でられると、BEYOOOOONDSの面々が弦楽器、管楽器、打楽器をパートごとに紹介。高瀬くるみが「歴史あるこの会場で【BEYOOOOOPHONIC】を開催できて、すごく光栄です。皆さん、声を出してもOKなので、一緒に作っていきましょうね」と挨拶すると、続けて前田こころが「皆さんも緊張感があるんじゃないですか?」と観客に声出しを求める。

 会場が温まったところで、公演は「Go City Go」にて本格的にスタート。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団が奏でる軽快なサウンドに乗せてオーディエンスがコールを送る中、黒基調の衣装を着たBEYOOOOONDSは力強い歌とダンスを提示。西田汐里が「ああ、やっと緊張がほぐれてきた(笑)」と口にするなど、初日らしいムードで公演は進行していく。

 「きのこたけのこ大戦記2025」では緩急に富んだ演奏と赤を強調した照明演出により、曲本来のドラマチックさがさらにスケールアップ。ここでは小林萌花がピアノでオーケストラの演奏に加わり、終盤にはゲストピアニストの広田圭美との連弾を披露する見どころも用意された。そして、「英雄~笑って!ショパン先輩~」では観客が手にした光る指揮棒でステージ上のパフォーマンスに華を添え、小林のピアノが加わった楽団の演奏とともに濃厚な空間を作り上げていく。

 その後のMCでは、里吉うたのが「きのこたけのこ大戦記2025」の一部で新たな振り付けを担当したことが明かされる場面も。また「くるみ割り人形『アラビアの踊り』」では平井美葉による優雅なバレエをフィーチャー。昨年の【BEYOOOOOPHONIC II】を終えたあと、藤原からバレエ披露を促されたことで、今年の1月から徐々に準備を始めていたという平井のその伸びやかかつ優美な舞いに、客席からは盛大な拍手が送られる。以降もオーケストラアレンジが加えられた名曲の連発で、公演は最初のクライマックスを迎えた。

 休憩を挟んで始まった公演後半は、小林のソロピアノとオーケストラによるラフマニノフ作曲のクラシック曲「パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏」からスタート。会場が彼女のメンバーカラーであるグリーン1色に染まる中、美しいストリングスの音色を背に堂々としたピアノ演奏を披露すると、客席からは惜しみない拍手が送られた。演奏を終えた小林は「由緒正しいこの会場で、この有名なメロディをいかに響かせようかと考えましたし、楽団の皆さんと一緒に合わせられたことが本当に幸せでした」と、安堵の表情を浮かべる一幕もあった。

 再びステージ上にBEYOOOOONDSのメンバーが勢揃いすると、メンバーとオーディエンスがカスタネットを手に楽団の演奏に加わり、江口紗耶をはじめとするメンバーが次々とソロパートを重ねる「涙のカスタネット」のほか、【BEYOOOOOPHONIC】初登場となる楽曲を連発。岡村美波が「【BEYOOOOOPHONIC III】を開催できて幸せ!」と叫ぶ場面や、藤原と小林のショルダーキーボード演奏でソロを披露するなど、クライマックスにふさわしいパフォーマンスが続き、公演はエンディングを迎えた。

 カーテンコールを経て再度ステージに登場したBEYOOOOONDSの面々は、さらに【BEYOOOOOPHONIC】だからこそのアレンジが加えられた楽曲をプレゼント。温かな楽団の音色に包まれる中、会場が最高の笑顔で埋め尽くされたところで【BEYOOOOOPHONIC III】初日は幕を下ろした。

 回を重ねるごとに、メンバーの新たな挑戦が増えていく【BEYOOOOOPHONIC】。残り2公演では、ここからさらに進化したBEYOOOOONDSの姿を目撃できるはずだ。ぜひその様子を会場で見届けてほしい。

text:西廣智一
photo:石阪大輔

◎公演情報
【billboard classics BEYOOOOOPHONIC III】

開催日時・会場:
2025年11月13日(木)東京・東京文化会館 大ホール OPEN 17:30 / START 18:30 ※終演
2025年11月22日(土)東京・東京芸術劇場 コンサートホール OPEN 16:00 / START 17:00
2025年11月23日(日)兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール OPEN 16:15 / START 17:00

出演:BEYOOOOONDS
指揮・編曲:藤原いくろう
ピアノ:広田圭美
管弦楽:
【東京11/13】東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
【東京11/22】パシフィックフィルハーモニア東京
【兵庫11/23】兵庫芸術文化センター管弦楽団

チケット(全席指定・税込):
S席12,300円、A席9,800円、注釈S席12,300円、注釈A席9,800円

チケット販売スケジュール:
一般発売(先着):2025年9月27日(土) 10:00~

公演公式サイト:https://billboard-cc.com/beyooooophonic3

主催・企画制作:ビルボードジャパン(阪神コンテンツリンク)
共催:パシフィックフィルハーモニア東京(11/22のみ)
協力:アップフロントプロモーション
後援:米国ビルボード

<注意事項>
※車椅子をご利用のお客様は、S席をお申し込み後【お問合せ】先までご連絡ください。
※チケットはおひとり様1枚必要となります。チケットを紛失された方、または当日お忘れになった方はご入場できません。
※着席での鑑賞となります。立っての鑑賞はできません。
※出演者、開場・開演時間などは変更になる場合もございます。
※開演中の録音・録画・写真撮影は禁止となります。
※アルコール類の持ち込み、及び飲酒しての入場は固くお断りいたします。
※必ず公式サイトに掲載の注意事項をご確認の上、チケットをお求めください。

<ご来場のお客様へのお願い:https://billboard-cc.com/notice

公演に関するお問合せ:
【東京】キョードー東京 0570-550-799(平日 11:00~18:00/土日祝 10:00~18:00)
【兵庫】キョードーインフォメーション 0570-200-888(12:00~17:00/土日祝休)


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