BTS ARMYのドキュメンタリー映画が世界公開決定

　BTSの熱狂的なグローバル・ファンダム、ARMYに焦点を当てた新作長編ドキュメンタリーが今年7月に世界中で劇場公開される。

　『Forever We Are Young（原題）』と題されたこの映画は、現地時間2025年7月30日にトラファルガー・リリーシング配給で公開される。チケットは7月2日よりbtsarmymovie.comサイトで発売が開始され、映画に関する最新情報もこちらのサイトで共有される。

　受賞歴のある映画監督、グレース・リーとパティ・アンが監督を務めた『Forever We Are Young』は、BTS ARMYを特徴づける情熱、創造性、そして活動主義を探求する作品だ。ソウルからロサンゼルス、ルイスビルからメキシコシティまで、大陸を越えて結ばれたファンたちの姿を追う。皆を結びつけるのは、BTSへの愛という一つの強力な絆だ。このプロジェクトは、BTSを超大スターへと押し上げたファン主導のムーブメントに迫り、ARMYがどのようにして団結、インクルージョン（多様性の受け入れ）、そして総合力のグローバルな象徴となったかを考察する。

　共同監督のリーとアンは、「ARMYがいなければBTSは存在せず、BTSがいなければARMYは存在しません。観客の皆さんが感動の旅に出て、私たちを笑わせ、泣かせ、考えさせたファンダムに出会えることを楽しみにしています」と共同声明で述べている。

　『Forever We Are Young』は、米テキサス州オースティンで開催された【SXSW 2025】で世界初公開され、満員の観客からスタンディング・オベーションで迎えられた。その後コペンハーゲン、メキシコシティ、ロサンゼルスなどの都市でも上映された。この映画には、テキサスの【ReactorCon】、韓国のダンス・カバー・グループ、そしてBTSの2013年のデビュー以来、ARMYを組織し動員してきた長年のファンたちの物語が収録されている。

　ユリー・チョン、グレース・リー、ノラ・シュート、パティ・アンがプロデュース、【アカデミー賞】受賞者のモーガン・ネヴィル（『バックコーラスの歌姫たち』）、ケイトリン・ロジャース、ジェームズ・シンが製作総指揮を務めたこの映画は、個人的な物語とグローバルなマイルストーンを織り交ぜながら、ARMYの文化的な影響力の深さを描いている。編集はオスカー・ヴァスケスとアルド・ヴェラスコ、オリジナル音楽はアンドリュー・オーキン、撮影はジェリー・ヘンリーが担当している。

　BTS（防弾少年団／Beyond the Scene）は、2013年にデビューして以来、ポップス史上最も成功したアーティストの一つとして知られている。米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で6曲もの1位を獲得し、世界中で何百万枚ものアルバムを販売するなど、その文化的な影響力は音楽の枠をはるかに超えている。ARMY（Adorable Representative M.C. for Youth）は、現在世界中に9,000万人を超えるメンバーを擁している。

　トラファルガー・リリーシングは、記録的なヒットとなったコンサート映画やライブ・イベントの放送など、BTSのコンテンツの配給において長い歴史を有している。トラファルガー・リリーシングのコンテンツ取得および演目担当上級副社長のKymberli Fruehは、「BTSの世界的な影響力は否定できません。ファンたち自身の影響力を称えるため、この映画を世界中の大画面で上映できることを誇りに思います」と述べた。

　一部の劇場では、公開に合わせて限定ポスターやテーマに沿ったグッズが販売される。