テイラー・スウィフト、マスター音源買い戻し報告で新アルバムをほのめかす?

2025年6月2日 / 17:30

 テイラー・スウィフトが、現地時間2025年5月30日に自身の最初の6枚のアルバムのマスター権をようやく取得したことを発表し、待望の『レピュテーション』の再録版に関する最新情報を公開した。そしてファンの間では、さらにその上に彼女が12枚目のアルバムをさりげなく予告したのではないかという説が流れている。

 テイラーは自身のウェブサイトに掲載した手紙で、自身がシャムロック・キャピタルからマスター音源を買い戻し(米ビルボードの報道によると約3億6,000万ドル[約515億円]で)、ついに自身の全作品の権利を完全に所有したことを明らかにした。6年前の2019年にスクーター・ブラウンがスコット・ボーチェッタから彼女のカタログを買収し、その後ブラウンは2020年末にテイラーの音楽に関する所有権をシャムロックに売却していた。

 このメッセージでテイラーは、「考えをまとめているところですが、今は頭の中がスライドショーみたいになっています」と綴り、この買収が彼女にとってどれほど意味のあることかを強調し、「このニュースを皆さんに伝えるチャンスを夢見て、願って、切望してきたすべての瞬間がフラッシュバックするシーケンスです」と続けた。

 だがファンの目を引いたのは、テイラーがその後に書いた言葉だった。「何度もあとちょーっとのところまで近づき、手を伸ばしたのに、結局手に入れることができませんでした」とある。特に当たり障りのない一文のように見えるが、“ちょーっと”にあたる単語(thiiiiiiiiiiiis)に12個もの“i”が含まれていることに注目せずにはいられない。テイラーはこれまでのキャリアで11枚のアルバムをリリースしており、その最新作『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』は 2023年4月に発売され、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で17週にわたって1位を獲得した。つまり次のアルバムは12枚目となり、スウィフティーズはこのコメントが次のプロジェクトをほのめかしたものだと推測している。

 あるファンはXに手紙のスクリーンショットとともに、「手紙に12個の“I”がある!TS12ももうすぐ来る!テイラーのために本当に嬉しい!」と全て大文字で投稿した。別のファンは「TS12の夏だ!」とコメントし、3人目のスウィフティーは手紙のスクリーンショットに、「TS12がさらに近づいた気がする」と添えた。

 この12個の“i”は、テイラーによる12枚目のアルバムのリリースを予想するファンたちが見つけた最新のヒントだ。彼女が2025年の【グラミー賞】に、片方ずつに12個の赤い宝石があしらわれたイヤリングをつけて出席した時も大きな話題になった。また3月には、親友のセレーナ・ゴメスとベニー・ブランコのアルバム『アイ・セッド・アイ・ラヴ・ユー・ファースト』をインスタグラムで称賛する際に、12個の“D”を連続して使用した。当時彼女はストーリーズに、「このアルバム好きすぎるOH MY GODDDDDDDDDDDD」と書いていた。

 このイヤリングのスクリーンショット、セレーナとベニーのアルバムに関する投稿、そしてマスター音源に関する手紙をシェアし、あるファンは5月30日に、「急に人生を生きる意味ができたよ、TS12が真実だと思う人起立」と大文字で書き込んだ。

 しかし、スウィフティーズはテイラーの12枚目のアルバムの発売を心待ちにしている一方で、彼女の悲願が達成されたことも心から祝っている。SNSでは、テイラーがその手紙で“最大の夢が叶った”と書いた、過去作をようやく全て手に入れたことを喜ぶ声で溢れかえった。

 この買い戻しは、元の売却の取り扱いについてボーチェッタとブラウンとの6年にわたる公の争い、そして彼女の最初の6枚のアルバムのうち4枚(『フィアレス』、『スピーク・ナウ』、『レッド』、『1989』)の再リリースを経て実現したものだ。テイラーは手紙の中で、これまでずっと彼女を支えてくれたファンに対する感謝の気持ちを強調している。

 テイラーは、「私のことを気にかけてくれたことがどれほど私にとって意味があったか、皆さんは決して知らないでしょう。そのひとつひとつが大切で、私たちをこの場所に導いてくれたのです。皆さんの善意、チームワーク、そして励ましのおかげで、私が今まで手にした中で最高のものが……ついに本当に私のものになりました」と綴っている。


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