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オリー・アレクサンダー、チャーリーxcx、セルフ・エスティーム、ネナ・チェリー、リナ・サワヤマ、ジェシー・ウェアなどの一流ミュージシャンたちが、英国の音楽業界を代表してトランスジェンダーのコミュニティへの連帯を表明する公開書簡に署名した。
現地時間2025年4月16日、英国の最高裁判所は、女性の定義は生物学上の性別に基づくものであり、女性としてジェンダー認定証明書(GRC)を所持する者は“2010年制定の平等法における女性の定義には該当しない”との判決を下した。英国のキア・スターマー首相はこの判決を支持している。
この決定は広く批判されており、判決以来、トランスジェンダー・コミュニティとその支援者たちによって抗議行動や地域活動が展開されている。ここ数日間では、複数の作家や俳優が同様の公開書簡に署名し、この決定を非難するとともにコミュニティへの支援を表明している。英国初のトランスジェンダーであることを公表している判事であるヴィクトリア・マクラウド博士は、この決定を欧州人権裁判所へ上訴する計画を立てている。
アーティストのトム・ラスムーセンとパブリシストのトム・マーティンズが、オリー・アレクサンダーと彼のマネージャーであるマーサ・キンの支援を受けて発表した公開書簡には、「英国の音楽業界は、創造性と包摂性を基盤に活気と多様性に富んだ分野であり、長年にわたり多様な声とアイデンティティを称賛してきた」と書かれ、「英国の音楽業界は私たちの最も先駆的で文化的に重要な資産の一つであり、トランスジェンダー、インターセックス、ノンバイナリーの人々が、産業の過去、現在、未来のあらゆる側面において深く根付いている」と記載されている。
書簡はさらに、アーティストや経営幹部は、「トランスジェンダー、ノンバイナリー、インターセックスの同僚、コラボレーター、観客が、スタジオ、会場、オフィス、フェスティバルなど、業界のあらゆる場面で差別や嫌がらせから保護されるよう、早急に取り組む必要がある」と述べている。
発表時点で330人を超える名前が署名に追加されており、この書簡はこれを“聴かれるべき声を拡大し、包摂性と真の正義を推進し、私たちの業界が誰もが歓迎され、先駆的な場であり続けることを確保する瞬間”と述べている。この書簡はまた主要なレーベル、インディペンデント・レーベル、出版社、マネージャー、PRS for Music、PPL、BPIなどの業界団体を含む英国の主要な業界団体に対し、“最高裁の判決を非難する私たちに賛同するよう”呼びかけている。
署名者には、シャイガール、ジミー・サマーヴィル、ラヴァ・ラ・ルー、ジェイド(リトル・ミックス)、ムラ・マサ、メイベル、ジェイク・シアーズ、CMAT、ウルフ・アリス、MNEK、パロマ・フェイスなどのアーティストに加え、業界各分野の従業員も多数参加している。
この手紙には、この決定を支持し抗議するための、プロモーターやコミュニティ・グループQueer House Party(クイア・ハウス・パーティー)による具体的な行動指針へのリンクも掲載されている。
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