【米ビルボード・ソング・チャート】ケンドリック・ラマー&シザ8週連続首位、ビッグXザプラグ&ベイリー・ジマーマン初登場4位

2025年4月15日 / 10:30

 今週の米ビルボード・ソング・チャートは、ケンドリック・ラマー&シザの「Luther」が8週目の首位を獲得。先週3位にTOP3入りしたドレイクの「Nokia」は2位に最高位を更新して、TOP10には新たにビッグXザプラグとアレックス・ウォーレンの2組がランクインした。

 R&B界のレジェンド=故ルーサー・ヴァンドロスへのオマージュとして名付けられ、そのルーサーとシェリル・リンによる「イフ・ディス・ワールド・ワー・マイン」をサンプリングした「Luther」は、ケンドリック・ラマーにとってソング・チャート“Hot 100”での通算6曲目の首位獲得、シザにとっては3曲目のNo.1タイトルで、両者にとって現時点での首位最長記録を更新し続けている。

 2020年代におけるラップ・ソングとしては、2020年から2021年に同8週間を記録した24kゴールデンの「ムード feat. イアン・ディオール」以来の首位獲得週を更新して、2020年に11週間を記録したロディ・リッチの「ザ・ボックス」に続く、2番目の記録に到達した(ラップ・ソングの定義はラップ・ソング・チャートにランクイン、またはランクインする可能性のある曲とする)。

 8週目の首位を獲得した「Luther」は、今週の集計期間(2025年4月4日から4月10日)にラジオ・エアプレイが6,310万回(前週比3%増加)、公式ストリーミング再生回数が2,270万回(前週比7%減少)、週間セールスは2,000(前週比8%減少)をそれぞれ記録。

 ストリーミング・ソング・チャートでは先週の1位から今週3位に、デジタル・ソング・セールス・チャートは21位から23位にそれぞれランクダウンしたが、エアプレイ・チャート(総合)では先週に続き2週目の首位を獲得を獲得して、R&B/ヒップホップ・ソングとラップ・ソングの両チャートでは、それぞれ通算16週目の首位を獲得している。

 なお、「Luther」は4月11日に公式ミュージック・ビデオが公開されたため、来週のチャートではさらなる上昇が予想されている。

 同様に、3月31日に公式ミュージック・ビデオが公開された反響を受けて先週3位にTOP入りしたドレイクの「Nokia」は、今週2位に上昇して最高位を更新した。

 「Nokia」は、今週の集計期間中に公式ストリーミング再生回数が前週から9%増加の2,340万回、ラジオ・エアプレイ回数は28%増加の1,970万回、週間セールスは20%増加の8,000にそれぞれ数字を伸ばしている。

 ドレイクは、同曲で通算24曲目のTOP2入りを果たし、自身の記録をさらに更新した。この記録は、同23曲で並んでいたザ・ビートルズとマライア・キャリーを上回る史上最多記録となる。以下は、その内訳(1位および2位の曲数)を含むTOP2ヒットのアーティストの一覧。

・24曲 ドレイク(1位:13曲/2位:11曲)
・23曲 ザ・ビートルズ(1位:20曲/2位:3曲)
・23曲 マライア・キャリー(1位:19曲/2位:4曲)
・22曲 テイラー・スウィフト(1位:12曲/2位:10曲)
・18曲 リアーナ(1位:14曲/2位:4曲)
・18曲 マドンナ(1位:12曲/2位:6曲)
・15曲 マイケル・ジャクソン(1位:13曲/2位:2曲)
・14曲 シュープリームス(1位:12曲/2位:2曲)
・14曲 ジャネット・ジャクソン(1位:10曲/2位:4曲)
・13曲 エルトン・ジョン(1位:9曲/2位:4曲)

 なお、1位のケンドリック・ラマーと対立関係にあるドレイクが、同時(同週)に1位と2位にランクインしたのは、今週が初のチャート・アクションとなる。

 今週は、新たに以下の2曲がTOP10入りした。まず4位には、米テキサス州ダラス出身のラッパー=ビッグXザプラグの「オール・ザ・ウェイ feat. ベイリー・ジマーマン」が初登場。ビッグXザプラグは自身初、ゲストのベイリー・ジマーマンにとっては、2023年4月に最高10位を記録した「ロック・アンド・ア・ハード・プレイス」に続く2曲目のTOP10入りを果たした。なお、ビッグXザプラグのこれまでの最高位は、「Mmhmm」が2024年4月に記録した63位だった。

 4月4日にリリースされた「オール・ザ・ウェイ」は、初週公式ストリーミング再生回数が2,410万回、ラジオ・エアプレイ回数が30,000回、週間セールスは8,000をそれぞれ記録して、ストリーミングとセールスの同チャートで1位に初登場した。両チャートでの首位獲得は、両者にとって「オール・ザ・ウェイ」が初のタイトルとなる。

 また、カントリー・ソング・チャートでは初登場にしてNo.1デビューを飾り、ビッグXザプラグは同チャート初のランクインにして初の首位を獲得。米イリノイ州出身のカントリー・シンガー=ベイリー・ジマーマンにとっては、5曲目のTOP10入りと自身初のNo.1タイトルを獲得した。

 その他、ラップ・ソング・チャートでは3位に初登場。UnitedMastersレーベルにとっては初のTOP10入りした楽曲になるなど、様々な記録を達成している。

 続いて今週7位には、米カリフォルニア州カールスバッド出身のシンガー・ソングライター=アレックス・ウォーレンの「オーディナリー」が先週の14位からジャンプアップして、自身初のTOP10入りを果たした。

 「オーディナリー」は、今週の集計期間中に公式ストリーミング再生回数が前週から9%増加の2,040万回、ラジオ・エアプレイ回数は71%増加の830万回、週間セールスは19%増加の6,000に、それぞれ数字を伸ばしている。

 今週4位に初登場したビッグXザプラグと、7位にランクインしたアレックス・ウォーレンは、それぞれ2025年に自身初のTOP10入りを果たした。なお、2024年は以下の13組がそれぞれ初のTOP10入りを果たしている。

・4Batz
・グレイシー・エイブラムス
・ベンソン・ブーン
・サブリナ・カーペンター
・チャペル・ローン
・Dody6
・ノア・カーン
・リッチ・ザ・キッド
・セクシー・レッド
・トミー・リッチマン
・ロゼ
・テディ・スウィムズ
・タイラー・ザ・クリエイター

 1月から通算5週間1位を獲得したレディー・ガガ&ブルーノ・マーズの「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」は、先週の2位から3位に順位を下げて、チャペル・ローンの「ピンク・ポニー・クラブ」は、今週も5位をキープ。

 昨年7月からソング・チャート“Hot 100”史上最長記録となる通算19週間首位を獲得したシャブージーの「ア・バー・ソング(ティプシー)」は4位から6位、昨年の年間チャートを制したテディ・スウィムズの「ルーズ・コントロール」も、6位から8位にランクダウンしている。

 「ルーズ・コントロール」は、今週でTOP10のランクイン総週を86週目に更新。現時点では史上4番目の記録で、あと1週間TOP10にランクインすればイマジン・ドラゴンズ「レディオアクティヴ」と同率の3番目の記録に並ぶ。

※()は最高位到達年度
• 91週間 グラス・アニマルズ「ヒート・ウェイヴス」(2022年/最高1位)
• 90週間 ザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」(2020年/最高1位)
• 87週間 イマジン・ドラゴンズ「レディオアクティヴ」(2013年/最高3位)
• 86週間 テディ・スウィムズ「ルーズ・コントロール」(2024年/最高1位)

 モーガン・ウォレンの「アイム・ザ・プロブレム」(最高2位)は先週に続き9位をキープして、ベンソン・ブーンの「ビューティフル・シングス」(最高2位)は先週の11位から10位に、再びTOP10入りした。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは4月18日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「Luther」ケンドリック・ラマー feat. シザ
2位「Nokia」ドレイク
3位「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」レディー・ガガ&ブルーノ・マーズ
4位「オール・ザ・ウェイ」ビッグXザプラグ feat. ベイリー・ジマーマン
5位「ピンク・ポニー・クラブ」チャペル・ローン
6位「ア・バー・ソング(ティプシー)」シャブージー
7位「オーディナリー」アレックス・ウォーレン
8位「ルーズ・コントロール」テディ・スウィムズ
9位「アイム・ザ・プロブレム」モーガン・ウォレン
10位「ビューティフル・シングス」ベンソン・ブーン

Photo: Dave Free


音楽ニュースMUSIC NEWS

ブルース・スプリングスティーン、「Streets Of Minneapolis」公式対訳が公開

洋楽2026年2月5日

 ブルース・スプリングスティーンが、“ミネアポリスの街で行われている国家による暴力的な弾圧への抗議”として、書き下ろした「Streets Of Minneapolis」の公式対訳が公開された。  これまでに1stアルバムから最新作までブルー … 続きを読む

レディー・ガガ、来日公演を振り返るYouTube特別番組の配信決定

洋楽2026年2月5日

 2026年1月21日から30日にかけて、26.6万人を熱狂させたレディー・ガガのジャパン・ツアーを振り返る特別番組の配信が2月7日21時よりYouTubeにて決定した。  この特番では、ツアーで披露された人気楽曲のMVが約80分にわたって … 続きを読む

WOLF HOWL HARMONY、1st EP『tera』収録曲を公開 ダンスアンセム「Gachi Funk」先行配信へ

J-POP2026年2月4日

 WOLF HOWL HARMONYが、2026年3月12日にリリースとなる1st EP『tera』の収録曲を公開した。  大地(terra)、領域(territory)、時代(era)、そして桁違いのスケール(tera)の意がタイトルに込 … 続きを読む

西洸人(INI)、オリジナル楽曲「BUTTERFLY」から「HEADACHE」へ繋がるMV公開

J-POP2026年2月4日

 INIの公式YouTubeチャンネル内のメンバープロデュース企画「INI STUDIO」にて、西洸人のオリジナル楽曲「BUTTERFLY」「HEADACHE」のミュージックビデオが公開された。  楽曲「BUTTERFLY」「HEADACH … 続きを読む

[Alexandros]川上洋平×SennaRinによるデュエットソング「ENDROLL」MV公開

J-POP2026年2月4日

 川上洋平([Alexandros])とSennaRinによるデュエットソング「ENDROLL」のミュージックビデオが公開された。  楽曲「ENDROLL」は、2026年1月30日に公開となった映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キル … 続きを読む

Willfriends

page top