【米ビルボード・アルバム・チャート】テイト・マクレー、3rdアルバム『ソー・クロース・トゥー・ワット』で自身初のNo.1

2025年3月3日 / 10:40

 今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、カナダ出身の女性シンガー・ソングライター=テイト・マクレーの3rdアルバム『ソー・クロース・トゥー・ワット』が1位に初登場して、自身初のNo.1タイトルを獲得した。

 2025年2月21日にリリースされた『ソー・クロース・トゥー・ワット』は、2ndアルバム『シンク・レイター』(2023年12月)から約1年2か月ぶり、3枚目のスタジオ・アルバムで、アルバム・チャート“Billboard 200”では、その前作が記録した4位を上回る最高位更新と、自身初の首位獲得、2作目のTOP10入りを果たした。

 初週(2025年2月21日から2月27日)の1週間で換算されたユニット数は177,000で、女性アーティストのスタジオ・アルバムとしては、2024年9月7日付でサブリナ・カーペンターの『ショート・アンド・スウィート』が記録した362,000以来、過去5か月間での最高値を更新している。

 今週記録した177,000ユニットの内訳は、ストリーミングによるアルバム・ユニット(SEA)が105,000、アルバム・セールスが71,000、トラックによるアルバム・ユニット(TEA)は1,000。週間ストリーミング再生回数は自己最高の1億3,730万回を記録して、ストリーミング・アルバム・チャートでは2位に初登場した。また、週間セールスも自己最高記録を更新して、今週のアルバム・セールス・チャートで1位にデビューしている。

 アルバムのリリース前には、3曲のリード・シングルがソング・チャート“Hot 100”にランクインして、そのうち「イッツ・オーケー・アイム・オーケー」(2024年9月/最高20位)、「スポーツカー」(2025年2月/最高21位)の2曲がTOP40入りを果たしている。

 アルバムの中では、TOP40入りしたその2曲と、「リボルビング・ドア」、「ディア・ゴッド」の4曲が特に人気で、今週記録した週間ストリーミング再生回数(1億3,730万回)の3分の1以上を、この4曲が占めている。

 『ソー・クロース・トゥー・ワット』は、11曲が収録されたデジタル・ダウンロードの通常版と、その11曲に追加された以下のバージョンがリリースされている。

• 13曲収録のCD、カセットテープ、アナログ盤
• 15曲収録のデジタル・ダウンロード、ストリーミング
• 16曲収録のデジタル・ダウンロード、ストリーミング
• 18曲収録のデジタル・ダウンロード(公式ウェブサイト限定)

 上記の各バージョンに追加された曲はそれぞれ異なっていて、13曲収録のCDは3種類(そのうちサイン付きが1種類)、アナログ盤は7種類(そのうちサイン付きが2種類)がリリースされている。

 アルバムのリリースに先駆けて、テイト・マクレーは米NBCのトーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』に出演。その他、Apple MusicやiHeartRadio、Allureなどのメディアでもインタビューを行っている。

 また、2025年3月18日にメキシコでスタートするツアー【Miss Possessive Tour】の反響もアルバムのヒットに貢献した。同ツアーは、2025年11月8日のカリフォルニア州イングルウッドで開催される最終公演まで続き、3大陸20か国以上で80公演以上が予定されている。

 先週のチャート(2025年3月1日付)で1位に初登場したドレイクとパーティネクストドアのジョイント・アルバム『$ome $exy $ongs 4 U』は、今週2位にダウン。週間ユニットも、初週の246,000から52%減少の119,000に数字を落としている。

 ケンドリック・ラマーの『GNX』(106,000ユニット/前週比22%減少)は前週に続き3位、シザの『SOS』(82,000ユニット/前週比13%減少)も4位をそれぞれキープして、デラックス・バージョンのリリース効果により先週2位に浮上したサブリナ・カーペンターの『ショート・アンド・スウィート』(50,000ユニット/前週比14%減少)は、今週5位にランクダウンした。

 バッド・バニーの『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』(63,000ユニット/前週比6%減少)は先週の5位から今週6位に、ザ・ウィークエンドの『ハリー・アップ・トゥモロウ』(50,000ユニット/前週比14%減少)も6位から7位、チャペル・ローンの『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』(46,000ユニット/前週比5%減少)は7位から8位にそれぞれワンランクダウンして、モーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(41,000ユニット/前週比4%増加)は9位をキープ。ビリー・アイリッシュの『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』(41,000ユニット/前週比11%減少)は8位から10位に順位を下げた。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは3月7日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ソー・クロース・トゥー・ワット』テイト・マクレー
2位『$ome $exy $ongs 4 U』ドレイク&パーティネクストドア
3位『GNX』ケンドリック・ラマー
4位『SOS』シザ
5位『ショート・アンド・スウィート』サブリナ・カーペンター
6位『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』バッド・バニー
7位『ハリー・アップ・トゥモロウ』ザ・ウィークエンド
8位『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』チャペル・ローン
9位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
10位『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』ビリー・アイリッシュ


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