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テイラー・スウィフトが、今年も2024年の【IFPI グローバル・レコーディング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー】に選ばれた。3年連続、通算5度目の快挙だ。
この栄冠は、全ての国のフィジカル・セールス/ダウンロード/ストリーミングを総合し、最も売れたアーティストを決定するものだ。現地時間2025年2月18日に発表されたリストでは、カナダ人ラッパーのドレイクとK-POPグループのSEVENTEENを抑え、テイラーが堂々の1位を獲得した。
テイラーは2014年、2019年、2022年、2023年にもこのランキングで首位を獲得しており、この記録に迫るアーティストは他にいない。12年目となる現在、IFPIのグローバル・レコーディング・アーティスト・チャートで複数回にわたって首位に立ったアーティストは、ドレイク(2016年と2018年)とBTS(2020年と2021年)の2組だけだ。
IFPIによると、このアーティスト・アワードとチャートはストリーミング・プラットフォームを通じたアーティストの人気を、デジタルおよびフィジカル・アルバムとシングルの売上とともに暦年を通じて世界規模で正確に把握する最初で唯一のランキングだという。同連盟の報告によるとテイラーはの年末の各種集計で圧勝した。
このポップス界のスーパースターは、その圧倒的なリリース『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』により、IFPIのグローバル・アルバム・チャート、グローバル・ヴァイナル・アルバム・チャート、グローバル・ストリーミング・アルバム・チャート、グローバル・アルバム・セールス・チャートを牽引している。
IFPIのヴィクトリア・オークリーCEOは、「グローバルな成功の限界を再定義し続けているテイラー・スウィフトに、【IFPI グローバル・レコーディング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー】を5度目となる今回も授与できることを非常に誇らしく思います。テイラーにとって今年は大きな年となり、世界中のファンが彼女の素晴らしい音楽カタログとつながっている規模を目の当たりするのは信じられないほど素晴らしいことでした」とコメントした。
2024年に彼女の記録破りのコンサート・ツアー【The Eras Tour】が世界中のスタジアムを満員にしたことについて、経済学者やアナリストたちは“テイラー・スウィフト効果”という表現を考案した。これは彼女のコンサートが開催される都市に及ぼす幅広い文化・経済的影響を説明するものだ。その現象の産物はIFPIのチャートにも表れている。彼女のライブ・パフォーマンスに熱狂したファンが、ストリーミング・プラットフォーム上で彼女の全カタログを後押しした。
また、テイラーは2024年にアナログ・レコードでも圧倒的な人気を誇っていた。IFPIによると、2023年から2024年にかけて、『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』(2023年)、『ミッドナイツ』(2022年)、『フォークロア』(2020年)、『エヴァーモア』(2020年)、『ラヴァー』(2019年)が、同団体の2024年グローバル・ヴァイナル・アルバム・チャートのTOP20にランクインした。
IFPIのグローバル・チャートからその他の注目すべき点としては、ザック・ブライアンとサブリナ・カーペンターがグローバル・レコーディング・アーティスト・チャートのTOP10にランクインしたほか、ノア・カーン、ベンソン・ブーン、チャペル・ローン、テディ・スウィムズがグローバル・ストリーミング・アルバム・チャートに初めてランクインした。
グローバル・アルバム・セールス・チャートでは、K-POPが再び首位を獲得した。一方、中国出身のアーティスト周深(Zhou Shen)と日本のSnow Manが、フィジカルとダウンロードの売上枚数を基にしたアルバム集計のTOP20にランクインした。
◎2024年【IFPI グローバル・レコーディング・アーティスト・チャート】TOP20
※括弧内は前年の順位
1位 テイラー・スウィフト(1)
2位 ドレイク(4)
3位 SEVENTEEN(2)
4位 ビリー・アイリッシュ(2022年からの再登場)
5位 Stray Kids(3)
6位 ザック・ブライアン(16)
7位 ザ・ウィークエンド(5)
8位 エミネム(14)
9位 ケンドリック・ラマー(2022年からの再登場)
10位 サブリナ・カーペンター(初登場)
11位 アリアナ・グランデ(2021年からの再登場)
12位 ポスト・マローン(19)
13位 モーガン・ウォレン(6)
14位 ENHYPEN(初登場)
15位 トラヴィス・スコット(17)
16位 カニエ・ウェスト(18)
17位 ラナ・デル・レイ(10)
18位 ビヨンセ(2016年からの再登場)
19位 リンキン・パーク(初登場)
20位 バッド・バニー (9)
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