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ニック・ケイヴはすでに自身の葬儀のサウンドトラックを決めており、その中にはカニエ・ウェストの楽曲も含まれているようだ。
ケイヴのリクエストは、ファンからの手紙に返信する自身のウェブサイト、Red Hand Filesを通じて明かされた。イギリスのヘレンからの手紙には、彼が最近英BBCラジオの番組『Desert Island Discs』に出演した際に、無人島にもっていきたいと語った選曲について書かれていた。ケイヴが選んだ8曲には、ボブ・ディラン、故ジョニー・キャッシュ、T・レックス、故ニーナ・シモン、故ジョン・リー・フッカー、故カレン・ダルトン、故ティム・ローズ、カニエ・ウェスト、そしてザ・セインツの楽曲が含まれていた。
ヘレンの手紙は、ケイヴが喪失感や罪悪感にどのように対処しているかという仮定の問いが続いていた。また、アメリカのダミアンからの別の質問では、自身の葬儀で流してほしい曲について尋ねられていた。
自身の悲しみの対処法について長々と語った後、ケイヴはダミアンの質問に対し、「カニエ・ウェストの“I Am A God”をお願いしたい」と2013年のアルバム『イーザス』の収録曲をあげ、回答を締めくくった。
ケイヴがウェストの音楽への愛を公言したのは今回が初めてではない。2020年1月のRed Hand Filesでの回答では、ウェストを“我々の最も偉大なアーティスト”と評していた。「芸術を作ることは狂気の一つの形だ。自身の特異なビジョンに深く入り込み、その中に迷い込む」とケイヴは当時記し、「カニエほど自分自身の狂気にコミットしているミュージシャンは世界にいない。この点において、現時点で彼は我々の最も偉大なアーティストだ」と述べていた。
この称賛から数か月後、ヴァシリスという名のファンが、「(ウェストの)“Donda”が延期されたのは、2人が一緒に取り組んでいた曲を収録するという土壇場の決断によるものか」とケイヴのサイトを通じて問い合わせたところ、ケイヴは普段の回答よりもはるかに短く簡潔に、「親愛なるヴァシリス、ノーだ。愛を込めて、ニック」と返信していた。
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