【米ビルボード・ソング・チャート】レディー・ガガ&ブルーノ・マーズ3週連続首位、バッド・バニー3曲がTOP10入り

2025年1月22日 / 10:30

 レディー・ガガとブルーノ・マーズの「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」が3週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 登場20週目の2025年1月11日付で1位に到達した「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」は、先週(1月18日付)、そして今週(1月25日付)で首位獲得週を3週目に更新(3週連続)。レディー・ガガにとっては、2011年に6週間を記録した「ボーン・ディス・ウェイ」に続く2番目、自身初の首位獲得曲となった2009年の「ジャスト・ダンス feat. コルビー・オドニス」と同率の記録に並んだ。

レディー・ガガ 首位獲得曲
「ジャスト・ダンス feat. コルビー・オドニス」(2009年/3週間)
「ポーカー・フェイス」(2009年/1週間)
「ボーン・ディス・ウェイ」(2011年/6週間)
「シャロウ with ブラッドリー・クーパー」(2019年/1週間)
「レイン・オン・ミー with アリアナ・グランデ」(2020年/1週間)
「ダイ・ウィズ・ア・スマイル with ブルーノ・マーズ」(2025年/3週間)

 ブルーノ・マーズにとって3週間以上首位を獲得した曲は、「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」が5曲目のタイトルで、これまでには以下の9曲が首位を獲得している。

ブルーノ・マーズ 首位獲得曲
「ナッシン・オン・ユー B.o.B feat. ブルーノ・マーズ」(2010年/2週間)
「ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー」(2010年/4週間)
「グレネイド」 (2011年/4週間)
「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」(2012年/6週間)
「ホエン・アイ・ワズ・ユア・マン」(2013年/1週間)
「アップタウン・ファンク マーク・ロンソン feat. ブルーノ・マーズ」(2015年/14週間)
「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」(2017年/1週間)
「リーヴ・ザ・ドア・オープン(シルク・ソニック名義)」(2021年/2週間)
「ダイ・ウィズ・ア・スマイル with レディー・ガガ」(2025年/3週間)

 ブルーノ・マーズは、今週でソング・チャート“Hot 100”での首位獲得総週を37週目に更新し、同37週間を記録した故マイケル・ジャクソン(ジャクソン5での記録を除く)と同率の史上8番目に記録を更新した。

97週間 マライア・キャリー
60週間 リアーナ
59週間 ザ・ビートルズ
56週間 ドレイク
50週間 ボーイズIIメン
47週間 アッシャー
46週間 ビヨンセ
37週間 マイケル・ジャクソン
37週間 ブルーノ・マーズ

 「ダイ・ウィズ・ア・スマイル は、今週の集計期間(2025年1月10日から16日)に合計6,200万回のラジオ・エアプレイ(前週比と同率)、2,900万回のストリーミング(4%増加)、週間セールスは6,000(5%増加)をそれぞれ獲得。エアプレイ・チャートでは先週に続き2週目の首位を獲得して、ストリーミング・ソング・チャートでは1位から3位にダウン。デジタル・ソング・セールス・チャートでは3位をキープした。なお、ストリーミング、セールスいずれもチャートでも2週間1位を獲得している。

 ブルーノ・マーズは、先週に続き今週もBLACKPINKのロゼとのコラボレーション・シングル「APT.」を5位に、2曲をTOP10に同時ランクインさせている。

 「APT.」は、前週から10%増加の6,000枚を売り上げて、デジタル・ソング・セールス・チャートでは先週の2位から1位に上昇。ロゼは、これまで自身が所属するBLACKPINKとして「How You Like That」(2020年/最高2位)や、セレーナ・ゴメスとコラボレーションした「Ice Cream」など計5曲をTOP10にランクインさせているが、ソロ・アーティストとしてはセールス・チャートでの初のランクインと初の首位を獲得したことになる。また、K-POPの女性アーティストとしてもデジタル・ソング・セールス・チャートで初の首位を獲得したアーティストとなった。

 ブルーノ・マーズは、セールス・チャートでの首位獲得曲数を11曲目に更新し、史上9番目の記録を達成した。なお、トップはテイラー・スウィフトでこれまで29曲が1位を獲得している。

 TOP10には、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で首位を獲得したバッド・バニーの新作『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』から、以下の3曲がジャンプアップしてランクインしている。

2位「DtMF」(前週38位)
3位「BAILE INoLVIDABLE」(前週28位)
8位「NUEVAYoL」(前週27位)

 今週3曲がランクインしたことで、バッド・バニーはソング・チャート“Hot 100”でのTOP10ランクイン数を15曲目に更新し、ラテン音楽を主とするアーティストとしては最多記録を達成した。また、スペイン語を主とする楽曲としては通算13曲目のTOP10入りを果たし、英語以外の言語を主とした楽曲としても最多記録をもつアーティストとなった。

 『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』は、2025年1月5日(日)に17曲を収録したデジタル・ダウンロードとストリーミングが解禁され、先週(2025年1月18日付)のアルバム・チャートで2位に初登場。米ビルボード・チャートの集計期間は金曜日から木曜日までとされていて、先週のチャートではアルバム、アルバムの収録曲いずれも集計期間が2日間少ない状態でのデビューとなった(実質5日間の集計期間)。

 7日間(2025年1月10日から1月16日)で集計された今週のチャートでは、3曲それぞれが以下の週間再生回数(ストリーミング)を記録している。

「DtMF」(3,490万回)
「BAILE INoLVIDABLE」(2,680万回)
「NUEVAYoL」(2,350万回)

 「DtMF」は、今週のストリーミング・ソング・チャートで1位に到達し、 2018年7月に自身初のしたカーディ・Bの「アイ・ライク・イット feat. バッド・バニー&J.バルヴィン」に続く2曲目のNo.1タイトルを獲得した。

 昨年7月からソング・チャート“Hot 100”史上最長記録となる通算19週間首位を獲得したシャブージーの「ア・バー・ソング(ティプシー)」は、先週の2位から4位に順位を下げたが、今週も6,320万回(前週比5%減少)の高水準を維持して、エアプレイ・チャートでは25週目の首位を獲得した。この記録は、2020年4月から10月に26週間をマークしたザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」に迫る、史上2番目の記録となる。

 また、カントリー・ソング・チャートでは31週目の首位を獲得して、フロリダ・ジョージア・ライン&ビービー・レクサの「メント・トゥ・ビー」 (2017年から2018年に50週間)、サム・ハントの「ボディ・ライク・ア・バック・ロード」(2017年に34週間)に続く史上3番目の記録に到達した。

 ケンドリック・ラマーの「Luther feat. シザ」は先週の7位から6位に上昇して、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、ラップ・ソング・チャートではそれぞれ6週目の首位を獲得。ビリー・アイリッシュの「バーズ・オブ・ア・フェザーは先週の3位から7位にランクダウンしたが、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートではそれぞれ24週目の首位を獲得している。

 昨年の年間チャートを制したテディ・スウィムズの「ルーズ・コントロール」は、先週の6位から9位、グレイシー・エイブラムスの「ザッツ・ソー・トゥルー」も8位から10位にそれぞれランクダウンした。

 
Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは1月24日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」レディー・ガガ&ブルーノ・マーズ
2位「DtMF」バッド・バニー
3位「BAILE INoLVIDABLE」バッド・バニー
4位「ア・バー・ソング(ティプシー)」シャブージー
5位「APT.」ロゼ&ブルーノ・マーズ
6位「Luther」ケンドリック・ラマー feat. シザ
7位「バーズ・オブ・ア・フェザー」ビリー・アイリッシュ
8位「NUEVAYoL」バッド・バニー
9位「ルーズ・コントロール」テディ・スウィムズ
10位「ザッツ・ソー・トゥルー」グレイシー・エイブラムス


音楽ニュースMUSIC NEWS

秦 基博、映画『35年目のラブレター』脚本を読んで書き下ろした主題歌のCD発売&先行配信も決定

J-POP2025年1月22日

 秦 基博が3月7日公開の映画『35年目のラブレター』に書き下ろした、主題歌「ずっと作りかけのラブソング」のCD発売および先行配信が決定した。  本映画は、字を書けなかったが定年退職を機に一から文字を習い妻へのラブレターを書くために奮闘する … 続きを読む

coldrain/ハルカミライ、04 Limited Sazabys/WurtSが出演 【音楽と行こう SUPER LIVE Presented by au】開催決定

J-POP2025年1月22日

 【音楽と行こう SUPER LIVE Presented by au】が、3月12日と13日にZepp Haneda(TOKYO)で開催されることが決定した。  DAY1となる3月12日はcoldrainとハルカミライ、そしてDAY2とな … 続きを読む

フォンテインズD.C.、最新ALより「Favourite」日本語字幕付きMV公開

洋楽2025年1月22日

 【第67回グラミー賞】で<最優秀ロック・アルバム>にノミネートされているフォンテインズD.C.の最新アルバム『ロマンス』より「Favourite」の日本語字幕付きミュージック・ビデオが公開された。  同アルバムからは、「Starburst … 続きを読む

GRAPEVINE、セッションから生まれた新曲「天使ちゃん」のリリックビデオ公開

J-POP2025年1月22日

 GRAPEVINEが、新曲「天使ちゃん」を配信リリースし、あわせてリリックビデオを公開した。  「天使ちゃん」は、作詞を田中和将、作曲は田中和将・西川弘剛・亀井亨・高野勲・金戸覚とクレジットされている通りセッションから生まれた楽曲とのこと … 続きを読む

vistlip、ツアーファイナル公式レポ到着 航海を繰り広げながら完成させた“テセウスの船”の答え

J-POP2025年1月22日

 2025年、vistlipは1月8日にリリースしたアルバム『THESEUS』を前途洋洋たるファクターとしてスタートを切った。そのファーストアクションとして行ったのが、【ONE MAN TOUR [Ship of Theseus]】。愛知~ … 続きを読む

Willfriends

page top