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ドミニカ共和国サン・クリストバルで生まれ育ち、19歳の若さで2度【ラテン・グラミー賞】にノミネートされているラッパー、シンガー、ソングライターのJ NOA。8歳から作詞作曲を始め、地元の少年たちやバンドとの共演を通じてスキルを磨き、独自のスタイルを確立していく。母親のスマホで撮影したフリースタイルがバイラル・ヒットし、15歳でソニーミュージックと契約。2023年にはデビュー・アルバム『Autodidacta』が批評家から高い評価を受け、【ラテン・グラミー賞】の<最優秀ラップ/ヒップホップ・ソング>にノミネートされるなど、飛躍的な成功を収めた。巧みな言葉使いと鋭い洞察力、そして超絶ラップ・スキルで注目を浴びる彼女が、ドミニカ特有のフロウへのこだわりや音楽を通じて社会的な問題について発信する意義について話してくれた。
ーーあなたは歌を通して社会問題に取り組み、若者たちに希望のメッセージを伝えています。このような問題に音楽を通じて光を当てることが重要だと感じている理由は?
私のメッセージは非常に強力だと思います。なぜなら、それは私の国や世界中で現在起こっている出来事だから。こうした問題に光を当てて取り組むことで、より大きな影響を与えられると思っています。特に、すべてのアーティストがこうしたテーマに触れているわけではないからこそ意義があります。多くのアーティストは商業的な音楽活動に重点を置いているけれど、私は違うアプローチを取りたい。さらに、若い世代の自分がこうしたメッセージを発信していくことも大切だと思っています。
ーーなるほど、ではラテン・ラップ・シーンの特徴は何だと思いますか?
フロウが重要だと考えています。世界中のほとんどのラッパーは、現実や真実についてラップをしてますよね。だから、楽曲のテーマそのものよりも、楽曲のテーマよりもフロウに重点を置いています。どんなトラックやビートでも、その音に合わせてフロウのスタイルを変えるようにしているんです。
ーー具体的にドミニカのどのようなエッセンスを楽曲に注入しているのでしょう?
私が曲の中で使っているスラングの大半はドミニカのものです。それと比類のないフロウ。ドミニカのフロウは特別です。どんな曲かにもよるけれど、ドミニカのスラングをたくさん使っていますね。
ーー【ラテン・グラミー賞】は今年で25周年を迎えます。2023年には、<最優秀ラップ/ヒップホップ・ソング>にノミネートされていましたが、あなたにとって印象的な瞬間はありますか?
はい、「Autodidacta」という曲でノミネートされていました。当時を振り返ると思い出すのは、私が出会ったすべての人々、そして初めてのノミネーションの興奮です。【ラテン・グラミー賞】での完全な1週間の記憶を、これからの人生で様々な挑戦を乗り越えるためにいつまでも覚えておこうと決めたことを思い出しますね。
ーー今年5月に最新アルバム『Mátense Por La Corona』を発表していますが、新曲には取り掛かっていますか?
常にアルバムのリリースに向けて音楽を制作しています。先月、スペイン人アーティストのIsrael Bとのコラボレーション「Su Lady」をリリースしたばかりで、現在はシングルに取り組んでいます。
ーー音楽以外に、あなたを幸せにしてくれるものは?
食べて、寝て、そしてまた食べて、また寝て、それからショッピングに行って、ビーチに戻って、また食べて、再び寝ることです(笑)。
ーーマイアミでショッピングはたくさんしましたか?
今回はまだですが、初めてマイアミに来たとき、ドルフィン・モールという非常に大きなショッピング・モールでたくさん買い物をしました!
ーー最後に、日本のリスナーにチェックしてもらいたいあなたの曲を教えてください。
そうですね、今年の【ラテン・グラミー賞】にノミネートされた「Cabecear」という曲でしょうか。
※このインタビューはソニーミュージック・ラテンとのパートナーシップのもと行われました。
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