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【第64回グラミー賞】では〈最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞〉を同部門最年少で受賞したアビゲイル・バーロウとエミリー・ベアーが、歌でしか表現できないほどキャラクターの中で溢れる強い気持ちを意識して『モアナと伝説の海2』の楽曲制作をしたことを明かした。
前作『モアナと伝説の海』から3年が経ち、大人になったモアナの冒険をミュージカルとして描く本作で最も大切な要素が音楽だ。オープニング楽曲「帰ってきた、本当のわたしに」は、はるかかなたの海へと航海に繰り出す自由に胸を膨らませ、自分の心のままに生きられることへの喜びを歌い上げる。メイン楽曲のひとつ「ビヨンド ~越えてゆこう~」では、愛する大切な人々に二度と会えないかもしれないというモアナが抱える迷いや不安と、自分を信じて新たな航海に漕ぎ出す決意が力強く歌われており、本作に登場する楽曲たちは、モアナたちキャラクターの心情を表現する役割を担っている。
そんな本作の音楽を制作する上で意識したことについて、幼いころからプロのピアニストとして活躍し、23歳にして舞台や映画、テレビドラマなどの音楽を数多く手掛けているエミリーは「キャラクターが歌うのは、歌わなくてはいけない理由や強い想いがある瞬間でなければいけません。だから、突然歌になって『なぜ歌っているの?』とならないように意識していました」と、ミュージカル映画である本作ならではの裏側を明かしている。
TikTokで爆発的な人気を博し、今や世界で活躍するシンガーソングライターとなったアビゲイルは、「たとえば『ビヨンド ~越えてゆこう~』では、モアナは幼い妹を置いて出ていかなくてはいけないので、とても感情的な選択をしなければいけないところにいます。私たちはその感情をたっぷり表現したいと思いました。歌を通してストーリーの語る方法はシーンによって違うので、ジョークを入れてコミカルさを強調している曲もあります」と、キャラクターそれぞれの気持ちにあわせて楽曲を作り上げたことを明かす。
監督を務めたデイブ・デリック・ジュニアは「エミリーとアビゲイルは、プロジェクトのほとんど最初から参加してくれました。彼女たちの歌は、コミカルな場面でも、感情が揺さぶられる場面でも、モアナのあらゆる感情を表現してくれました!」と大絶賛。モアナがどんな困難も乗り越え、相棒のマウイや新たな仲間たちとともに、世界の未来を繋ぐため漕ぎ出した冒険の先に待ち受けるものとは。メロディーにのせて紡がれるモアナたちの想いとメッセージに心揺さぶられことだろう。
◎公開情報
『モアナと伝説の海2』
2024年12月6日(金)より、全国公開
監督:デイブ・デリック・ジュニア
音楽:アビゲイル・バーロウ、エミリー・ベアー、オペタイア・フォアイ、マーク・マンシーナ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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