【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト『TTPD』7連覇、ATEEZ初登場2位

2024年6月10日 / 09:30

 テイラー・スウィフトの『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』が7週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 1位に初登場した2024年5月4日付から今週(6月15日付)まで、7週目の首位を獲得した『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』。初登場から7週連続で首位を獲得したのは、2023年3月18日~6月3日付まで12週間を記録したモーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(今週4位)以来で、自身の記録では2020年8月8日~9月12日付まで6週間をマークした『フォークロア』を上回り、自己最長記録を更新した。なお、『フォークロア』は登場7週目で5位にランクダウンしている。

 初登場からの連続記録ではなく通算記録としては、どちらも11週を記録した『フィアレス』と『1989』 、通算8週を記録した『フォークロア』に続く4番目の記録で、同7週を記録した『レッド』と並んだ。

 テイラー・スウィフトは、今週でBillboard 200での首位獲得総週を76週目に更新して、ソロ・アーティストとしては故エルヴィス・プレスリーのもつ67週をさらに引き離し、史上最長記録を塗り替えた。首位獲得総数としては、ジェイ・Zのもつ14作に並び、ザ・ビートルズ(19作)に続く史上2番目、ソロ・アーティストとしては同率のトップに立っている。

 『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』は、今週の集計期間(2024年5月31日~6月6日)にストリーミングが120,000(10%減少)、セールスが27,000(35%減少)、トラックによるユニットは1,000(22%減少)をそれぞれ記録して、累計148,000ユニット(16%減少)を獲得。アルバムの週間再生回数は、全31曲で1億5,726万回を記録した。

 続いて今週2位にには韓国のボーイズ・グループ=ATEEZのミニ・アルバム『GOLDEN HOUR : Part.1』がデビューして、以下に続く5作目、5作連続のTOP10入りを果たしている。

『THE WORLD EP.1: MOVEMENT』(2022年8月13日付 / 最高3位)
『SPIN OFF : FROM THE WITNESS』(2023年1月14日付 / 最高7位)
『THE WORLD EP.2 : OUTLAW』(2023年7月1日付 / 最高2位)
『THE WORLD EP.FIN : WILL』(2023年12月16日付 / 最高1位)
『GOLDEN HOUR : Part.1』(2024年6月15日付 / 最高2位)

 『GOLDEN HOUR : Part.1』は、初週セールスが127,000、ストリーミングが4,000(全6曲で615万回)をそれぞれ記録して、累計131,500ユニットを獲得。週間ユニット、週間セールスいずれもK-POPアルバムとしては現時点の今年最大の記録を更新した。高セールスを記録したCDは、それぞれにグッズが封入された31種類がリリースされている。

 ビリー・アイリッシュの『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』は先週の2位から3位に順位を下げたが、今週も117,000ユニット(19%減少)と高水準を維持している。なお、TOP3がいずれも10万ユニットを上回ったのは、2023年10月28日付~11月4日付以来、約半年ぶりのチャート・アクションとなる。

 モーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(71,000ユニット / 3%減少)は4位をキープして、今週5位には米バージニア州出身のシンガー・ソングライター=シャブージーの『ウェア・アイヴ・ビーン、イズント・ウェア・アイム・ゴーイング』が初登場して、アルバム・チャート“Billboard 200”では自身初のランクインを果たしている。

 『ウェア・アイヴ・ビーン、イズント・ウェア・アイム・ゴーイング』は、初週ストリーミングが39,000(全12曲で5,266万回)、セールスが8,000(デジタル・ダウンロードのみ)、トラックによるユニットは3,000をそれぞれ記録して、50,000ユニットを獲得した。本作からのリード・シングル「ア・バー・ソング(ティプシー)」は、ソング・チャート“Hot 100”で3位、カントリー・ソング・チャートで1位を記録して、アルバムのヒットに繋げている。

 モーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(43,000ユニット / 4%減少)は6位をキープして、ノア・カーンの『スティック・シーズン』(42,000ユニット / 5%増加)は9位から7位に上昇。フューチャー&メトロ・ブーミンの『ウィー・ドント・トラスト・ユー』(40,000ユニット / 6%減少)は7位から8位、ガンナの『One of Wun』(40,000ユニット / 6%減少)も8位から9位にそれぞれワンランクダウンして、ザック・ブライアンの『ザック・ブライアン』(36,000ユニット / 3%減少)は10位をキープした。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは6月14日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』テイラー・スウィフト
2位『GOLDEN HOUR : Part.1』ATEEZ
3位『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』ビリー・アイリッシュ
4位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
5位『ウェア・アイヴ・ビーン、イズント・ウェア・アイム・ゴーイング』シャブージー
6位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
7位『スティック・シーズン』ノア・カーン
8位『ウィー・ドント・トラスト・ユー』フューチャー&メトロ・ブーミン
9位『One of Wun』ガンナ
10位『ザック・ブライアン』ザック・ブライアン


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