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米ミシガン州デトロイト出身のエミネムと、米オハイオ州アクロン出身のレブロン・ジェームズが共同でドキュメンタリーをプロデュースしたことで、両地域のライバル関係は一時的に脇に置かれたようだ。この音楽の著作権侵害行為をテーマにしたドキュメンタリーはParamount+で配信される予定だ。
今年の【サウス・バイ・サウスウエスト】でプレミア公開された今作は2部構成で、米ハリウッド・リポーターによると「90年代後半から2000年代前半にかけて音楽を変えた、テクノロジーによる混乱の魅力的で滑稽な内幕を追っている」。ドキュメンタリーは、何百万人もの若者たちが新しい音楽を無料でダウンロードすることで、その渇きを癒すことを可能にしたテクノロジーについて考察する。
『How Music Got Free』には、ヤフーを人間だと思っていたエミネムや、エグゼクティブ・プロデューサーを務めるスティーヴ・スタウト、50セント、ティンバランド、ジミー・アイオヴィン、ロクシ・ディアス、ライムフェストなどのインタビューが含まれている。また、製造工場からCDを盗み出した最初の工場労働者の一人であることから、「インターネット違法コピーのゼロ号患者」と呼ばれるデル・グローバーにも取材している。
アレックス・ステイプルトンが監督を務めるこのドキュメンタリーは、ワーナー・ブラザース・アンスクリプティド ・テレビジョン、レブロンのスプリングヒル・エンターテインメント、インタースコープ・フィルムス、シェイディ・フィルムスによって制作される。
監督は「映画製作者として、限定された人を技術革新者と見なすという狭い視点に挑戦したいと思いました。“How Music Got Free”は、ノースカロライナ州シェルビーの田舎の忘れ去られた工場町のような、意外な場所にも素晴らしい才能が存在することを証明する物語です」と自身のアプローチについて述べている。
ドキュメンタリーは6月11日に配信される予定だ。なお、スティーヴン・ウィットによる同名書籍は2015年に出版された。
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