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TLCのアルバム『クレイジーセクシークール』発売30周年を祝う単独公演が3月18日に豊洲PITで開催され、約3,000人のファンが集結。さっそくライブレポートが到着したので下記にお届けする。
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TLC 3.18 東京 (Text:池城美菜子)
「欲しいときは気取ってないで自分からねだるし」(Ain’t 2 Proud 2 Beg)。
「ねぇ、それって本物の友だち?」(What About Your Friends)。
2024年3月18日豊洲Pit。ガール・グループの全世界的元祖にしてお手本のTLCがステージに登場、デビュー作『Oooooooh On tha TLC Tip』の代表曲を歌い出した。32年前のヒット曲である。当時を知っていそうな人も、明らかに生まれていなかった若いファンも一斉に歌い出す。その、一体感。80年代までもコーラスを聴かせるガール・グループはいたけれど、男性に脅威を与えないように愛らしいか、もしくは過剰にセクシーなラヴソングを歌っていた。TLCは、全くちがった。流行りだったブカブカの服を着ながらも等身大のまま、恋愛でも人間関係でも身近に感じられる歌詞を歌ってくれた。友だちの話を聞いているみたいで、そこが新鮮だったのだ。
ダイヤモンド・セールスを記録した『クレイジー・セクシー・クール』は、クレイジーなラッパー、レフトアイと清楚ながらセクシーなチリ、リーダーで歌声も態度もクールなT-ボズの3人のキャラクターをタイトルにしている。グループではキャラ分けとケミストリーが大事なことを示したアルバムだ。そのケミストリーは、ステージでも発揮されていた。DJとホーン隊を含めたフルバンド、3人のダンサーを引き連れたセットは迫力満点。コンサートの中心はT-ボズの抑えた歌唱で、チリは自分のパートでしっかり美声を響かせ、ダンサーと動きを合わせることもしばしば。ダンスがバシッと揃うと、世界中を魅了したミュージックヴィデオを生で見ている気分になり、高揚した。2002年に交通事故で他界したレフト・アイのパートは、オリジナルの歌唱を丁寧に抜き出してバランス良く聴こえる。
複雑なビートの曲が多かった『ファンメール』や『3D』からの曲は短く抜き出し、もっともR&Bらしい『クレイジー・セクシー・クール』からの「クリープ」あたりをじっくり歌い込む。ダンサー・パートが、よりによってM.O.Pの「アンテ・アップ」(2000)だったのがおもしろかった。
「次は、感じていたことを私たちの言葉で書いた曲なの!」とのチリのMCから「アンプリティ」へ。セルフラヴやボディポジティヴといった言葉が強調されていなかった時代に、「どうしてかわいくないって感じさせるの?」と自分を見つけるように励ます内容だ。「レイディーズ!」のかけ声で、ダメ男を突き放す「ノー・スクラブ」が始まった。時代を経て、性別限らずダメな相手はやめておこう、と響くようになっていたのが興味深かった。DJダブズが「リサ“レフト・アイ”ロペスよ、安らかに!」と叫び、ラストの「ウォーターフォールズ」に入った。「危ないことをして生き急ぐな」というメッセージを含んだ名曲だ。T-ボズとチリに歌声がきれいに重なり、それこそ川の流れのようだった。会場も、大合唱。客引けの時間にチリがひとりで出てきて、客席に両手を振っていた。亡くなったレフト・アイを含め、TLCは永遠に友だちキャラで寄り添ってくれるグループだ、となんだかありがたい思いで会場を後にした。
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◎3.18(月)豊洲PIT 『CrazySexyCool』発売30周年記念スペシャル単独公演セットリスト
Ain’t 2 Proud 2 Beg
What About Your Friends
Baby-Baby-Baby
Red Light Special
Hat 2 da Back
Silly Ho
FanMail
Creep
Way Back (feat.Snoop Dogg)
Case of the Fake People
Kick Your Game
Girl Talk
Diggin’ On You
Unpretty
No Scrubs
Waterfalls
photocredit: Masanori Naruse
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