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10月28日に大阪から全国ホールツアー『Live Tour 2023「心海パラドックス」』をスタートさせた神はサイコロを振らない。各公演で会場を埋め尽くしたオーディエンスと共に、会場内を熱気に包み込むようなパフォーマンスを繰り広げ、各地を大いに沸かせ、12月17日に東京国際フォーラム ホールAでファイナルを迎えた。
アルバム『心海』を象徴するような映像が映し出され、観客の拍手喝采に包まれながらメンバー1人1人が順次登場。深い海の底に主人公が沈み切ったと思われる映像が途切れた後に、『心海』の冒頭にも収録された「Into the deep」が鳴り響き、まるで深い海の底に突如現れた異次元の世界観に誘うような幕開けとなった。その後は2曲で1つの楽曲とも捉えることのできる「What’s a Pop?」を披露、一気に会場のボルテージはMAXに。続いて平和な世界を願う「LOVE」で温もり感の漂う雰囲気にし、フェスなどでも積み上げ人気曲となっている「巡る巡る」で場内をヒートアップさせ、冒頭から会場を神サイの世界観にぐっと引き込んだ。
3曲を披露した直後、Vocal柳田が「最高です東京。待たせたな!」と切り出し、続いてGuitar吉田が「このツアー、自分達が何を大事にしてるのか、考えることが多かった。音楽を大好きってことが再確認できるツアーになったと思います」、Bass桐木が「心海のアルバム制作からツアーを通して改めて思わされたのが、色んな人に支えられているなと気付きました」、Drums黒川が「今日は早めのクリスマスプレゼントになるようなライブをプレゼントしたいなと思います!笑」と語った後、再び柳田が「このツアーを通してメンズ増えたね。楽しむ準備はできてる?一階席!二階席!楽しめよ!」と煽り、「Popcorn ‘n’ Magic!」「六畳の電波塔」を披露。
その後、柳田は「『心海』っていうアルバムのタイトルは、心の奥底に潜って作った神サイにとって初めてのコンセプトアルバムと言える作品です。グッと潜って作ったものを、みんなに放出するという逆説の意味で今回のツアーを『心海パラドックス』と名付けました。なので今日は存分にみんなに向かって放出したいと思います!」と語り、ホールツアーだからこその音像を届けたい」というところからサポートメンバー(Vln., Pf)を呼び込む。その後「感情のひだ」を表すようなカーテンに映像を映し出しながら「スピリタス・レイク」を折り重なる音の螺旋を感じさせながらパフォーマンス。オンステージのメンバー全員が解き放つ音像で観客をリズムにのせ、「夜永唄」「プラトニック・ラブ」と神サイの真骨頂となるバラード2曲では、観客をよりディープな神サイワールドに引き込んだ。
さらに、サポートメンバーを含めてのセッション後に「イリーガル・ゲーム」「揺らめいて候」を本ツアーオリジナルのライブアレンジでパフォーマンス。「僕にあって君にないもの」ではメンバーとオーディエンスを遮断するような大型スクリーンがステージ前方に振り落とされ、洋題タイトル「Kaleidoscope(万華鏡)」をイメージさせるかのように、その中で演奏するメンバーが交差し絡み合うような演出も含めて世界観を作り上げた。
本編最後のMCでは、柳田は「神サイを結成して8年になりました!色んなことあって。人と人との繋がりでここまで来れている。ファンのみんなも、スタッフの皆さんも、イベンターさんも、一緒にこの日を作ってくれてる皆さんも、本当にありがとうございます。一緒に鎬を削ってきた友達、バンドがコロナ禍以降いなくなってきたのも見てきて、生きてるうちにね、この景色をもっと見せたいし、大切なものは増えれば増えるほど苦しいところもあるけど、その大切な宝物を生きているうちはずっと守りたいなと思ってます。終わりがあるから、きっと輝くし、無限じゃないからキラキラするんだろうなと。そんなことを考えています。」と語った。
そして、「夜間飛行」を通し「無限じゃないからこそ儚い、今を大切に生きていきたい。」というメッセージを込めて、会場に来ているファンに向けて柳田が熱唱し、楽曲の途中では「この旅もいつか終わりが来る。だから今、全身全霊でみんなに愛を伝えます!」と語り、会場を埋め尽くしたファンと更に一体感を生み出した。その後、矢継ぎ早に続いた「タイムファクター」の冒頭では、開場時からステージ左右に飾られていたロゴフラッグが消え、突如として現れた縦型スクリーンにメンバーそれぞれが映し出され、会場の奥の奥まで巻き込みながら「Division」「修羅の巷」を披露し、生バンドのライブならではの高揚感で会場を一体感に包み込み、場内のボルテージを最大限に高め、本編を締めくくった。
アンコールでオンステージしてきたのはVocal柳田周作のみ。アルバムでは弾き語りで収録されている「告白」を披露。孤独な世界感を表すような狭い空間演出の中、Bass桐木岳貢、Drums黒川亮介、Guitar吉田喜一がそっとオンステージし、後半は本ツアーオリジナルの4人編成でのアレンジとなっていた。最後の最後には「今日というこの瞬間を見せたいなと思ってます。最後くらいは笑って帰れよ!幾つになってもキラキラしていようぜ!」という柳田が心からのメッセージを伝え、「キラキラ」を全力で披露し、会場内の一体感を作り上げ、ファンの気持ちを最大限に盛り上げてライブを締めくくった。
終演後のラインナップでは、来年3月から5月にかけて全国28都市でのライブハウスツアー「近接する陽炎」と6月からはそれとは別軸と位置付けるZepp Tourツアー「開眼するケシの花」の開催も発表され、場内は歓喜に包まれた。
アルバム『心海』を聴いたリスナー、そして全国ホールツアー『心海パラドックス」の各会場で一体となったファンと共に、まだ見ぬ世界に向けて彼らの道のりは続いていく。セットリストとプレイリストも公開となったので、余韻に浸りながらぜひ振り返ってほしい。年内には東京・大阪で大型フェスに出演し、来年からの新たなツアーで、さらに進化した4人の姿と音像が全国に響き渡るに違いない。
【セットリスト】
OP.Into the deep
01.What’s a Pop?
02.LOVE
03.巡る巡る
04.Popcorn ‘n’ Magic!
05.六畳の電波塔
06.スピリタス・レイク
07.夜永唄
08.プラトニック・ラブ
09.イリーガル・ゲーム
10.揺らめいて候
11.僕にあって君にないもの
12.夜間飛行
13.タイムファクター
14.Division
15.修羅の巷
<ENCORE>
En1.告白
En2.キラキラ
https://kamisai.lnk.to/shinkaiparadoxPR
【ライブ情報】
全国28都市でのライブハウスツアー
『Live Tour 2024「近接する陽炎」』
3月15日(金) 【宮崎】 宮崎FLOOR
3月17日(日) 【鹿児島】 鹿児島 SR Hall
3月19日(火) 【熊本】 KUMAMOTO Django
3月20日(水・祝) 【長崎】 長崎アストロホール
3月26日(火) 【静岡】 浜松 窓枠
3月28日(木) 【京都】 KYOTO MUSE
3月30日(土) 【島根】 松江B1
3月31日(日) 【山口】 周南RISING HALL
4月02日(火) 【福岡】 小倉FUSE
4月05日(金) 【北海道】 旭川CASINO DRIVE
4月07日(日) 【北海道】 帯広MEGA STONE
4月11日(木) 【広島】 広島クラブクアトロ
4月13日(土) 【愛媛】 松山 Wstudio RED
4月14日(日) 【香川】 高松DiME
4月16日(火) 【徳島】 club GRINDHOUSE
4月18日(木) 【兵庫】 太陽と虎
4月20日(土) 【奈良】 NEVER LAND
4月21日(日) 【滋賀】 U☆STONE
4月23日(火) 【長野】 NAGANO CLUB JUNKBOX
4月25日(木) 【栃木】 HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-2
5月01日(水) 【新潟】 club RIVERST
5月02日(木) 【富山】 富山SOUL POWER
5月08日(水) 【茨城】 mito LIGHT HOUSE
5月09日(木) 【群馬】 前橋DYVER
5月15日(水) 【宮城】 仙台Rensa
5月17日(金) 【岩手】 盛岡Club Change WAVE
5月22日(水) 【三重】 松岡M’AXA
5月25日(土) 【沖縄】 桜阪セントラル
<チケット>
¥5,500(税込)
東・名・阪・福・札の全国5都市でのZeppツアー
『Zepp Tour 2024「開眼するケシの花」』
料金:5,500円(税込み)
6月15日(土) 【愛知】 Zepp Nagoya
6月16日(日) 【大阪】 Zepp Osaka Bayside
6月22日(土) 【北海道】 Zepp Sapporo
7月06日(土) 【福岡】 Zepp Fukuoka
7月14日(日) 【東京】 Zepp Haneda(TOKYO)
<チケット>
¥5,500(税込)
◎ファンクラブ先行受付スケジュール
W会員:2023年12月17日(日) 21:00 ~ 2023年12月25日(月) 23:59
年額会員:2023年12月26日(火) 18:00 ~ 2024年1月8日(月) 23:59
月額会員:2024年1月9日(火) 18:00 ~ 2024年1月16日(火) 23:59
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