スフィアン・スティーヴンス、ニューAL『ジャヴェリン』から「So You Are Tired」公開

　スフィアン・スティーヴンスが、2023年10月6日にリリースするニュー・アルバム『ジャヴェリン』から「So You Are Tired」を公開した。

　本作は、2020年の『ジ・アセンション』に続くボーカル入りのソロ・アルバムで、2015年の『キャリー・アンド・ローウェル』以来となる完全なシンガー・ソングライター・モードでの作品だ。アルバム全体、また、収録される1曲1曲の中にまでも、スフィアンの25年のキャリアが完全に詰まっており、彼のこれまでの全てのアプローチの架け橋となる作品に仕上がっている。

　収録曲「Shit Talk」では、ザ・ナショナルのブライス・デスナーがアコースティック・ギターとエレクトリック・ギターを弾いており、アルバムを締めくくる優しく神秘的な「There’s A World」はニール・ヤングのカバーとなっている。

　スフィアンのエモーショナルな世界観は『ジャヴェリン』の隅々にまで浸透しており、アルバムには48ページのアート・エッセイ集が付属している。綿密なコラージュ、カットアップされたカタログ・ファンタジー、パフペイントされたワード・クラウド、反復するカラー・フィールドの数々により、スフィアンは一見カオスに見えるものから秩序を構築し、その逆もまた然りである。また、面白かったり、悲劇的だったり、痛ましかったり、鈍感だったり、明確だったりする、スフィアンによる10編の短いエッセイが収められている。そこから、彼自身、ひいてはこれらの楽曲を形成してきた愛と喪失を垣間見ることができる。

◎リリース情報
アルバム『ジャヴェリン』
2023/10/6 RELEASE
AKR171JCD