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ハリー・スタイルズが、米ビルボードの2023年6月度“Top Tours”チャートで1位を獲得した。同チャートで彼が月間1位を獲得したのはこれが初めてで、タイミングとしてはギリギリだった。パンデミック後に再開されたツアーの最初のひとつとして2021年9月にスタートした【Love On Tour】が7月22日に幕を閉じたからだ。
ツアー・チャート“Billboard Boxscore”に報告された数字によると、最後の1か月の公演は1億540万ドル(約146億円)を稼ぎ、967,000枚のチケットを売り上げた。9桁の月間興行収入を達成したのは、バッド・バニーが2022年9月に【World’s Hottest Tour】で1億2,370万ドル(約172億円)を稼ぎ出して以来二人目となる。さらに、2019年2月の同チャート開始以来、月間観客動員数で最高を記録し、2022年6月のエド・シーランの750,000人、今年3月のコールドプレイの736,000人を上回った。
ハリーの【Love On Tour】では、2年間のツアーの大半を主にアリーナで開催してきたあと、欧州日程はスタジアムにランクアップした。通常、スタジアムでの公演は複雑なプロダクション・ロジスティックスと毎晩の高い観客動員数のため、公演数が少なくなる。
ハリーは6月に15回のスタジアム公演を行い、競争の激しい6月でトップに躍り出た。ザ・キュアー(20公演)、マッチボックス・トゥエンティ(16公演)、シャナイア・トゥエイン(16公演)、デッド&カンパニー(15公演)など、TOP30にランクインした他のアーティストのコンサート会場はアリーナと円形劇場が混在しているが、2位と3位に入ったスタジアム・クラスのアーティストであるビヨンセやコールドプレイの公演数はそれぞれ12公演と11公演だった。
過密スケジュールと過去最高の観客数が相まって、ハリーの記録更新に拍車をかけた。6月13日、14日、16日、17日に英ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた4公演は3,640万ドル(約51億円)を売り上げ、335,000枚のチケットを売り上げた。この数字のおかげで、2位と3位のコールドプレイとビヨンセを再びかわし、“Top Boxscores”チャートでも1位の座を確保した。
アムステルダムとパリではそれぞれ1,650万ドルと1,420万ドルを稼ぎ出し、ウェールズ・カーディフのプリンシパリティ・スタジアムでの2日間の興行収入は1,220万ドルだった。これらの結果は、Top Boxscoresでそれぞれ8位、12位、15位に続いている。
今回はハリーにとって初めての月間1位獲得だが、彼は過去2年間Top Toursで安定した成績を残している。TOP5入りは6月が12か月目で、その内2位が3回、3位が5回となっている。これまでは、昨年の今月の観客動員数419,000枚、2022年9月の興行収入5,440万ドルがピークだった。
これらの6月公演により、【Love On Tour】の総興行収入は5億6,620万ドルに達し、さらに7月の数公演で5億9,030万ドル(約823億円)に押し上げられた。残り4公演で、ハリーのツアーはBoxscore史上4番目に興行収入の高いツアーとなり、4番目の6億ドル規模ツアーとなる可能性が高い。
ハリーは5月のTop Toursランキングで3位だった。彼がトップに躍り出たことで、同月のTOP2アーティストだったビヨンセとコールドプレイは、両アーティストとも6月に大きな伸びを見せたにもかかわらず、2位と3位に順位を下げた。ビヨンセは8,690万ドル(先月比29%増)、コールドプレイは7,150万ドル(同30%増)を稼いだ。
ハリー、ビヨンセ、コールドプレイは、同チャート史上最大の月間興行収入TOP7に入っており、いずれも7,000万ドルを超えている。バッド・バニー、デフ・レパード&モトリー・クルー、ザ・ウィークエンドの3組は2022年8月に7,000万ドルの興行収入を記録しており、バッド・バニーの同年9月の興行収入が歴代1位だ。
6月のTop Toursランキングは、ハリーの観客動員数やTOP3の巨大な興行収入だけにとどまらない記録的な結果となった。1,000万ドル以上の興行収入を記録したツアーは27本で、先月の24本を上回った。2,000万ドル・ツアーは14本と、ほぼ過去最多だ。さらに6月は、3,000万ドル、4,000万ドル、5,000万ドル、6,000万ドル、7,000万ドル、8,000万ドル以上のツアーが新記録を樹立、もしくは旧記録に並んだ。
1,000万ドルを稼いだ人の中には、Boxscoreの典型的なポップ、ロック、ラテンのヘッドライナー以外のジャンルを代表する人もいる。ハンス・ジマーは1,230万ドル、チケット売上116,000枚で32位に入っており、このチャートにランクインしている3人のヴォーカリスト以外のアーティストの一人だ。彼は大規模な交響楽団とツアーを行い、『ライオン・キング』、『インセプション』、『ダークナイト』など、自身の最も象徴的な音楽を再現している。
26位のイレニアムは、ダンス/エレクトロニック・アーティストとして唯一ランクインし、15公演で1,010万ドル、132,000枚のチケットを売り上げた。彼の6月のツアーは、6月1日の米サンフランシスコを皮切りに、西海岸、中西部、そしてテキサス州を回り、6月30日にオースティンのムーディー・センターでショーを行った。
そして30位には、バイオリニストで作曲家のアンドレ・リュウが870万ドル、90,000枚のチケットを売り上げた。ひっそりと最も安定したヘッドライナーの一人であり続けているリュウは、2020年1月に最高5位を記録しており、今回で21か月目のチャートインとなる。
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