【ビルボード】YOASOBI「アイドル」がストリーミング15連覇達成　米津玄師のジブリ新作主題歌が11位初登場

　2023年7月26日公開（集計期間：2023年7月17日～7月23日）のBillboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、YOASOBIの「アイドル」が15週連続首位を獲得した。

　「アイドル」は、TVアニメ『【推しの子】』のオープニング・テーマで、4月12日に配信開始。4月19日の当チャートで初登場首位を獲得すると、3週目には週間2,500万回超えを記録して、週間再生数の歴代2位となる数字をたたき出した。その後も首位をキープしながら再生回数を積み重ね、チャートイン5週目に、2023年リリース楽曲としては初となる累計再生数1億回超え、チャートイン9週目に2億回超え、チャートイン14週目に累計再生数3億回超えをそれぞれ史上最速で達成した。アニメは6月28日に最終話が放送されており、楽曲の再生回数からも話題性の落ち着きは感じられるものの、前週比94％の17,831,823回を記録し、依然として高水準を維持して連続首位記録をさらに伸ばした。

　同曲は、米ビルボード・グローバル・チャートにおいて、6月10日付の“Global Excl. U.S.”で首位、7月1日付の“Global 200”では自身最高位の7位をそれぞれ獲得。なお、YOASOBIは7月26日に「アイドル」を表題曲とする7インチ・アナログ盤もリリースしている。

　2位は、前週14位の初登場から、当週初のトップ10入りを果たしたJUNG KOOK「Seven (feat. Latto)」。同曲は、米ラッパーのラトーをフィーチャーしたJUNG KOOKにとって初のソロ・シングルで、7月14日に配信がスタートした。リリースに伴うキャンペーン施策も展開されており、初のフル集計を迎えた当週の再生回数は14,601,063回を記録している。3位には、現在放送中のTVアニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」のオープニング・テーマに起用されているキタニタツヤ「青のすみか」が続く。

　そして、Mrs. GREEN APPLEは「Magic」、「ケセラセラ」、「青と夏」の3曲が前週に引き続きトップ10入り。「Magic」は前週6位から当週4位と2ランクアップし、再生回数は前週比103％の6,967,732回を記録した。7月5日にはオリジナル・アルバム『ANTENNA』もリリースされ、同アルバム収録曲「Soranji」、「私は最強」のほか、計11曲を100位圏内に送り込んだ。なお、Mrs. GREEN APPLEは当週「ダンスホール」の累計再生回数が3億回を突破。3億回を突破するのは「点描の唄 feat.井上苑子」「青と夏」「インフェルノ」に続いて自身4曲目となる。また、当週「ブルーアンビエンス (feat.asmi)」も累計再生数1億回を突破している。

　7月14日に公開された宮崎駿監督の映画『君たちはどう生きるか』の主題歌として書き下ろされた米津玄師「地球儀」は、当週初登場11位をマーク。自名義では100曲目のリリースであることも発表された同曲は、7月17日に配信がスタート。7月26日にはフィジカルでも発売され、ミュージック・ビデオも公開されている。

　そのほか当週は、EBiDAN「New day! New wave!」、INI「My Story」、NCT DREAM「ISTJ」、MISAMO「Do not touch」、Ado「向日葵」、NewJeans「ETA」が初登場した。

◎【Streaming Songs】トップ10
1位「アイドル」YOASOBI（17,831,823回再生）
2位「Seven (feat. Latto)」Jung Kook（14,601,063回再生）
3位「青のすみか」キタニタツヤ（8,215,198回再生）
4位「Magic」Mrs. GREEN APPLE（6,967,732回再生）
5位「怪獣の花唄」Vaundy（6,892,303回再生）
6位「ケセラセラ」Mrs. GREEN APPLE（6,754,564回再生）
7位「美しい鰭」スピッツ（6,636,130回再生）
8位「青と夏」Mrs. GREEN APPLE（6,287,169回再生）
9位「Super Shy」NewJeans（5,781,458回再生）
10位「Subtitle」Official髭男dism（5,579,414回再生）

※（）内はストリーミング再生回数。
※総合ソング・チャート“Hot 100”のストリーミング指標と動画再生指標およびストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”では、一部サービスにおけるデータを無料ストリーミングと有料ストリーミングで分けて集計し、それぞれ異なる係数を乗じているため、再生回数の合算によるランキングとは異なる場合があります。