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2023年4月19日公開(集計期間:2023年4月10日~4月16日)のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で、SixTONES『ABARERO』が434,274枚を売り上げて首位を獲得した。
SixTONESの9thシングルとなる『ABARERO』は、初週で434,274枚を売り上げ、2022年11月2日にリリースされた前シングル『Good Luck!/ふたり』の初週売上398,252枚を上回るスタートを切った。またSixTONES vs Snow Man名義のデビュー・シングル『Imitation Rain/D.D.』から9作連続で初週トップデビューを飾った。
本記事では『ABARERO』の販売動向を調査する。図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/124417/2)は、『ABARERO』と『Good Luck!/ふたり』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また一般的なシングルと比較するため、2023年に販売されたシングルの地域別販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。
『ABARERO』と『Good Luck!/ふたり』を比較すると、『ABARERO』の方がより関東の割合が増え、全シングルのような関東一強の比率に近づいていることがわかる。グラフのような結果になった要因としては、前作は両A面がそれぞれメンバー主演のドラマ主題歌であったのに対し、今作の表題曲がノンタイアップだったため、前作に比べると全国的な露出が少なかったことが推測できる。しかし『ABARERO』と同じく表題曲がノンタイアップだった5thシングル『マスカラ』(2021年8月11日リリース)の関東割合は39.9%で、今作ほどシェアが高くなかった。そのため、タイアップの有無は地域別販売比率には大きくは関係しないのかもしれない。
そんななか、前作からパーセンテージをキープしたのが近畿地方と四国地方だ。近畿地方は、リリース週に京セラドーム大阪でワンマンライブが行われたことも影響しているだろう。また、全シングルの比率に近づいているとはいえ、3大都市圏を持つ地方での比率が低く、他の地方の比率が高いというSixTONESの特徴は健在で、特に九州は全シングルを2.4%上回る8.9%のシェアを誇っている。
SixTONESは4月21日から本日まで東京ドーム公演を開催中。また6月には早くも次のシングル『こっから』のリリースが決定している。個々のメンバーの活動も活発的になるなか、グループの音楽活動にも注目していきたい。
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