テイラー・スウィフト最新作の収録曲タイトルを織り交ぜながら交通情報を伝えた米アナウンサーが話題に

　米フィラデルフィアの交通担当アナが、テイラー・スウィフトのニュー・アルバム『ミッドナイツ』の収録曲のタイトルをほぼ全て盛り込みながら市内の交通情報を伝えたことが話題を呼んでいる。

　NBC Philadelphiaのシーラ・ワトコは、2022年10月24日の放送で、「沿岸部から始めましょう。今現在、“ビーチに雪”（「スノウ・オン・ザ・ビーチ」）はありませんし、ガーデン・ステート・パークウェイも渋滞していません。これは良いニュースですね。残念ながら、悪いニュースもお伝えしなければならないのが、交通センターで働くことの一種の“大いなる戦争”（「ザ・グレイト・ウォー」）です。私は交通の“アンチヒーロー”なんです」と、さっそく3タイトルを入れ込んだ。

　視聴者に主要幹線道路での工事による渋滞の可能性を伝えたあとに彼女が、「少し時間に余裕を持ってください。“うっ、もう少し早く出ていれば（「Would’ve, Could’ve, Should’ve」）この渋滞にに引っかからずに済んだのに”と思いたくないですよね」と巧みに警告すると、画面の外でキャスターの一人が笑い始め、拍手した。

　そこからこのアナウンサーはさらに加速し、曲名を次々と投下した。「これは“バグ”（「グリッチ」ではないですよ、ルーシー。（道路状況は）いい感じです、両方向とも問題ないですね（「スウィート・ナッシング」）。きっと以前の工事……以前の車両火災に対応した私たちの“報い”（「カルマ」）です。そしてこの地域を広く見てみると、実は地図の大部分がこの緑色の道路で“宝石をちりばめたよう”（「ビジュエルド」）になっていることが分かりますね」と彼女は続けた。

　そして、「ですがこの地図はとても気まぐれです。6時以降になると“不貞行為が多く”（「ハイ・インフィデリティ」）なり、この地図にもっとたくさんの赤が現れるでしょう。現在、このようなカメラ・ショットはクリアに見えて、“違う印象を受け”（「ヒッツ・ディファレント」）ますね。実にいい感じです。ですが20分もすれば、遅延は“空全体よりも大きく”（「ビガー・ザン・ザ・ホール・スカイ」）なりますよ。地図があまりにも赤くなり、ほとんど“えび茶色”（「マルーン」）になるでしょう」と、多少強引ながらも情報に曲名を入れ込んでいる。

　次にフィラデルフィア南部の情報に移った彼女は、スマッシング・パンプキンズのコンサートがウェルズ・ファーゴ・センターで行われていることから近辺道路の混雑が予測されると、「ラビリンス」、「ユーア・オン・ユア・オウン、キッド」、「ディア・リーダー」、「ヴィジランティ・シット」を入れながら伝えた。最後に彼女は、「赤い10月（“レッド”もテイラーの作品にかけたか？）だってことについては“疑い”（「クエスチョン…？」）の余地はありませんが」と、自身の薄紫色のワンピースをアピールし、「“黒幕”（「マスターマインド」）のテイラー・スウィフトが“ミッドナイツ”をリリースしたから、今日は視界が“薄紫色にかすんで”（「ラベンダー・ヘイズ」）いるんです！」と興奮気味に自身のコーナーを締めくくった。