ハリー・スタイルズ、最新AL『ハリーズ・ハウス』発売記念ライブで全曲再現「本当にありがとう」

2022年5月23日 / 15:30

 現地時間2022年5月20日、ハリー・スタイルズが、ニュー・アルバム『ハリーズ・ハウス』の発売を記念して、米ニューヨーク州ベルモント・パークのUBSアリーナにて【One Night Only in NY】公演を行った。

 2022年に、2万人近いそれもほぼティーンエイジャーの女子が占める会場で、クイーンの「Bohemian Rhapsody」を観客が一丸となって歌う光景は珍しいと言えるだろう。だが、この1975年の名曲のオープニングを聞いた瞬間、シングアロングや歓声が湧き上がったのは、現在28歳のハリーがステージに上がる前に必ずこの曲を会場で流していると知っていたからだ。

 「Bohemian Rhapsody」、そしてライブが開催された米NYにちなんで故フランク・シナトラによる「(Theme From) New York, New York」が流れたのち、ハリーはこの数時間前にリリースされたばかりの“ハリーズ・ハウス”への扉を開いた。

 ハリーはライブの冒頭でファンに約束した通り、『ハリーズ・ハウス』を“聴いてもらうことを意図した順番で、最初から最後まで”披露した。これは、彼が2019年に米LAで開催した前作『ファイン・ライン』のリリース記念ライブでも行っていたことだ。ニュー・アルバム全曲に加え、ライブ後半では「Adore You」、「Watermelon Sugar」、「Kiwi」、「Sign of the Times」、そしてワン・ダイレクションのデビュー・シングル「What Makes You Beautiful」などのヒット曲もパフォーマンスされた。

 コンサートの中盤、ハリーが「今のところアルバムを気に入ってくれてる?」と優しく問うと、観客からは同意を表す大きな歓声が上がった。すると彼は、「あぁ、良かった。もちろん僕は気に入っているんだけど、みんなも今のところ気に入ってくれたみたいで、とっても、とっても嬉しい」と話した。

 こういった、遊び心がありつつ心温まる感謝の意は、この一夜のテーマともいうべきで、ハリーのショーにはつきものだ。キャリアを通じて、彼は熱心なファンをどれほど愛しているのか隠すことなく、常に口にしてきた。そして3rdソロ・アルバム『ハリーズ・ハウス』の発売記念ライブでも、それは変わることなかった。

 赤いハートがたくさんデザインされた白のTシャツを着ていたハリーは、「過去数年間における僕の人生で、皆さんは僕の人生を何度も変えました」と心の内を明かし、「この場にいる皆さん全員、そしてこの場にいない皆さん全員に心から感謝しています。本当に、本当にありがとうございます」とありったけの感謝を伝えた。さらに彼は、「このアルバムは、過去2年半のほぼ全てのことから僕を救ってくれました」と付け加えた。

 ハリーは、『ハリーズ・ハウス』からの先行シングル「As It Was」のこの日2度目となるパフォーマンスでライブを締めくくったが、1度目とは幾分か違う感覚がした。演奏に先立って「皆さんは僕の人生を変えいました」と再び観客に語った彼は、満面の笑みを浮かべながら、まるで2万人の観客に見られていないかのように、思いっきりダンスしてみせた。だが実際は、2万人の観客がキャリア絶頂期にあるポップ界の完璧なスーパースターを目の当たりにしており、過去にパン屋でバイトをしていた彼にとって、“it’s not the same as it was(あの時と同じではない)”ことを証明していた。

 このライブの模様は、Apple Musicの新シリーズ企画『Apple Music Live』の一環として同社プラットフォームにて生配信された。日本時間5月27日午前0時にアンコール配信が予定されており、Apple Musicのサブスクリプションの登録者であれば無料で視聴可能となっている。

◎【One Night Only in NY】セットリスト
Music for a Sushi Restaurant
Late Night Talking
Grapejuice
As It Was
Daylight
Little Freak
Matilda
Cinema
Daydreaming
Keep Driving
Satellite
Boyfriends
Love of My Life
Adore You
Watermelon Sugar
Sign of the Times
What Makes You Beautiful
Kiwi
As It Was(アンコール)


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