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エルヴィス・プレスリーの真実の物語を、彼の楽曲にのせて、『ムーラン・ルージュ』『華麗なるギャツビー』のバズ・ラーマン監督が映画化した『エルヴィス』が2022年7月1日より全国公開する。
エルヴィス役に抜擢されたオースティン・バトラーは、パフォーマンスや歌唱スタイル、そしてなにげない動作までをも再現しており、監督から「エルヴィスそのもの」と言わしめた。エルヴィスの才能をいち早く見つけた強欲マネージャーのトム・パーカー役をトム・ハンクスが演じる。
公開されたライブシーンは、緊張した面持ちでステージに立つ、まだ無名の新人歌手エルヴィスの姿からスタート。ピンクのスーツを身にまとい、メイクをし、長い髪をオールバックにした当時では馴染みのない姿を見て、観客はヤジを飛ばすが、「ベイビー レッツ・プレイ・ハウス」を歌い出すと、先ほどまであざ笑っていた観客の表情は一変し、腰を小刻みに揺らす独特なダンスとロックを披露するエルヴィスに女性客が大興奮。叫び声が上がる会場にいたトム・パーカーは、エルヴィスのパフォーマンスを見た瞬間、運命の出会いを確信する。
同映像には、バンドメンバーと共に自分たちで車を運転し、地方巡業を行いながら、徐々に知名度を上げていったエルヴィスが、当時アメリカで主流だったカントリー音楽界で最も敬意を表されていた公開ライブ放送のラジオ番組のひとつ『ルイジアナ・ヘイライド』のステージに出演したときの様子も描かれている。
先日、一足早く本作を鑑賞したエルヴィスの元妻プリシラ・プレスリーは自身のFacebookに「バズ(・ラーマン監督)ならではのユニークで芸術的な手法で、見事に、そして創造的に語られた実話です。オースティン・バトラーはエルヴィスそのもの。素晴らしかった……彼は重責を担っていることを自覚していて、この役を演じるにあたり、非常に神経質になっていたようです。(彼の心労は)想像に難くありません」と本作とオースティンを絶賛。バズ・ラーマン監督によると、プリシラに認められたオースティンは背負っていた重責からかその場で泣き崩れたとのこと。
エルヴィスが生み出した“ロック“の原点でもある、カントリーとブラックミュージックを融合させた楽曲は、アメリカの若者たちを中心に支持され、世界へと飛躍していく。数々の逆境、そして人気絶頂の中、突然の死――エルヴィスの波乱万丈な日々の裏側にあった真実がスクリーンで初めて明かされる。
◎公開情報
『エルヴィス』
2022年7月1日(金)より、全国公開
監督:バズ・ラーマン
出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング、コディ・スミット=マクフィー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
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