松雪泰子、死に向かう役は「苦悩の連続」 「身動きが取れなくなる時があった」

2017年11月4日 / 16:43

 舞台への意気込みを語った松雪泰子

 舞台「この熱き私の激情」の開幕直前会見&公開フォトコールが4日、東京都内で行われ、出演者の松雪泰子、小島聖、初音映莉子ほかが登壇した。

 36歳の若さで自ら人生に幕を閉じた女性作家ネリー・アルカンが、8年間、書きつづった小説をコラージュし、舞台化。女であることへの戸惑い、怒り、コンプレックス、生きることのつらさ、悲しみ、無力感と孤独を、6人の女優と1人のダンサーが表現し、1人の女性の生涯を描く。

 死の魅力に引き寄せられる「影の部屋」の女を演じる松雪は、開幕を目前に控え「日々、ネリーさんの感性に圧倒されながら、どこまで自分の精神をしっかり持って体現できるか(を考えた)。今日は緊張感を持って演じられたら」と意気込みを語った。

 舞台では、6人の女優がガラス張りの部屋にそれぞれ入り、イヤモニターを通してお互いの声を聞く。声のセッションはあっても、会話が交わされることはないという。

 「天空の部屋」の女を演じる小島は「これだけすてきな皆さんとご一緒しているのに、全くお互いの顔が見えない。でも声だけのセッションというのもなかなかセクシーでいいのかな」と語り、ほほ笑んだ。

 また「死」をテーマとした舞台とあり、松雪は「かなり過酷な稽古でした。あまりにネリーの痛みが深過ぎて…。死に向かっていく彼女の精神状態を考察、イマジネーションしていく中で、自分の中に潜在的に持っている痛みとヒットする瞬間があり、そのたびに苦しくて、身動きが取れなくなる時がありました」と明かした。

 松雪は、役に入り込むのは「苦悩の連続だった」としつつも「言葉自体が強くて美しいので、しっかりとそれを伝えることにフォーカスしたい。見どころは(全員の感情が)見事に調和する瞬間です」とアピールした。

 舞台は4日~19日、都内、天王洲 銀河劇場での東京公演を皮切りに、全国5都市を巡演。


芸能ニュースNEWS

「天久鷹央の推理カルテ」“氷魚”賀来千香子と“鷹央”橋本環奈の師弟対決に反響 「氷魚先生との頭脳戦がすごかった」

ドラマ2025年6月4日

 橋本環奈が主演するドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(テレビ朝日系)の第7話が、3日に放送された。(※以下、ネタバレあり)。  本作は、驚異の知能を誇る診断医・天久鷹央(橋本環奈)が、内科医・小鳥遊優(三浦翔平)と医学的な知見と診断能力を武器 … 続きを読む

「パラレル夫婦  死んだ“僕と妻”の真実」「みんながいい仲間過ぎて泣けた」「今回は八嶋さんの部長が特によかった」

ドラマ2025年6月4日

 「パラレル夫婦  死んだ“僕と妻”の真実」(カンテレ・フジテレビ系)の第10話が、3日に放送された。  本作は、事故で死別した夫婦(伊野尾慧、伊原六花)が“奇跡の再会”に振り回されながら、お互いの「死の真相」と「不倫の真相」を追う、夫婦再 … 続きを読む

野球ファンの堂本光一、長嶋茂雄さんを追悼 「僕の中でヒーローとして生き続ける」

舞台・ミュージカル2025年6月4日

 ミュージカル「ナイツ・テイル -騎士物語-」ARENA LIVE製作発表が3日、東京都内で行われ、出演者の堂本光一、井上芳雄、音月桂、上白石萌音、島田歌穂、宮川浩、大澄賢也ほかが登場した。  本作は、シェイクスピア最後の作品『二人の貴公子 … 続きを読む

26年前期朝ドラ「風、薫る」見上愛とダブル主演は上坂樹里「『朝ドラのヒロインになる』と言い続けてきた」

ドラマ2025年6月3日

 6月3日、東京都内のNHKで2026年前期の連続テレビ小説「風、薫る」の主演会見が行われ、1月に発表済みの見上愛とともにダブル主演を務める上坂樹里が発表された。  「風、薫る」は、明治時代を舞台に、同じ看護婦養成所を卒業した一ノ瀬りんと大 … 続きを読む

「続・続・最後から二番目の恋」“真平”坂口憲二の重大発表、“啓子”森口博子の定年エピに涙 「真平の発表にもらい泣き」「森口博子、すごい芝居だった」

ドラマ2025年6月3日

 小泉今日子と中井貴一のダブル主演するドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)の第8話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレあり)。  長倉万理子(内田有紀)は新たに月9ドラマの企画書に取り組んでいた。それは万理子が吉野千明( … 続きを読む

Willfriends

page top